「帳」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ちょう)以外にも読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?
「帳」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
あるものの名前ですが、現代で使っている方はなかなかいないと思います。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「帳」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「と」です。
ものとしては使っている方はかなり珍しいですが、
言葉としては文学や歌詞など、時々使われていますね。
特に「夜」とセットで使われていることが多いようです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「帳」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とばり」
です!
とばりをgoo辞書で引くと「室内や外部との境などに垂らして、区切りや隔てとする布帛 (ふはく)」と説明されています。
今でいうと、カーテンや暖簾に近いでしょうか。
演劇などお好きな方だと、開演前に観客席と舞台をの間 に垂れ下がっている「緞帳(どんちょう)」も、とばりの一種といえるかもしれませんね。
文学では「夜の帳(よるのとばり)」という言葉をたびたび目にします。
これは夜になって暗くなり周りが見えなくなったきたことをとばりに例えたもので、
暗くなって周りが見えなくなった=夜の帳が下りたと言ったりしています。
とても詩的で素敵な表現ですよね。