今回のお題は「角逐」「密密」「憤怒」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「角逐」
今回は戦国時代に関係のある?この言葉です。
「角逐」読み方のヒントは?
それぞれの漢字を音読みすることがヒントになります。
「逐」と「遂」は、とても間違えやすいので要注意です!
「角逐」の読み方、正解は…
「かくちく」と読みます。
爆竹(ばくちく)ではありませんよ!
意味は「勢力や権勢を得るために、 互いに争うこと。せりあい」ということです。
「角」は力を競い合うという意味で、「逐」は元は獣を追うことを指し、競う意味も生じたようです。
いったん意味が分かれば「なぁ~んだ」となるような言葉ですね。
よく使われる場面としては、歴史小説などでお互いにせめぎ合ったり、二人が争い合ったり(せり合ったり)する場面です。
たとえば、吉川英治の1973年の作品『新書太閤記』では「日本を日本だけにしか考えられない狭量と狭鼻がこの中で角逐し、この中で私業の争いを繰り返して来た群雄割拠はそれであった。 」というふうに使われています。
戦国時代の血なまぐさい様子を表すのにもってこいの言葉かもしれませんね。
2問目はこの漢字!「密密」
「密密」の読み方をご存知でしょうか?
「三密」や「密を避ける」などの言葉があるため「みつみつ」と読みたくなりますが、今回はもう一つの読み方でお答えください。
「密」は小学校6年生で習う漢字なので、間違いなく皆さんご存知のはず。
しかし「密密」となると読めない方が多いのでは。
さて、あなたには読むことができますか?
「密密」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 内緒話をする時の話し方
- 「密」を訓読みすると?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「密密」の読み方!正解は!?
正解は「ひそひそ」です。
「密」を訓読みにすると、「密(ひそ)か」と読みます。
なので、二つ重ねると「ひそひそ」になるというわけです。
「密」の字には、以下の二つの意味があります。
- 密着している、密度が高い、隙間がない
- 秘密、内密、こっそり
「ひそひそ」という読み方は、2番の意味に該当します。
ちなみに「密密」は「みつみつ」とも読むことができますが、その場合も2番の意味になるので、「ひとひそ」と「みつみつ」は同じ意味です。
最後はこの漢字!「憤怒」
「憤怒」の読み方は、ふたつあります。
ひとつはタイトルにもあるように(ふんど)です。
「怒」という漢字を(ど)と読むのは意外に多く、激怒、怒声、怒号などがあります。
どちらの読み方でも、同じ意味を持つ漢字ですよ!
では、もうひとつの「憤怒」はなんと読むでしょうか?
「憤怒」読み方のヒントは?
最大のヒントは(ふんど)です。
激しく怒るというイメージですが、そのイメージで合っています!
キリスト教の7つの大罪である、傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲のうちのひとつでもあります。
できれば、憤怒することもなく、穏やかに暮らして行きたい物ですね。
しかし、生活しているとどうしても怒りポイントが溜まって行き、ついには憤怒してしまうこともあります。
誰でも一度くらいは、憤怒したことがあるのではないでしょうか?
「憤怒」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
もうひとつ言うと「ふん〇」です!
さて、わかりましたか?
「憤怒」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふんぬ」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。