今日の難解漢字は、
「荼毘」
「鮟鱇」
「剣呑」
「忽然」
「冥利」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「荼毘」です!
- 2 「荼毘」の読み方のヒントは?
- 3 「荼毘」の読み方、正解は……
- 4 2つ目の漢字は「鮟鱇」です!
- 5 「鮟鱇」の読み方のヒントは・・・?
- 6 「鮟鱇」の読み方の答えは・・・
- 7 3つ目の漢字は「剣呑」です!
- 8 「剣呑」の読み方のヒントはこちら
- 9 「剣呑」の読み方!正解は!?
- 10 4つ目の漢字は「忽然」です!
- 11 「忽然」読み方のヒントは?
- 12 「忽然」読み方のもうひとつのヒントは?
- 13 「忽然」の読み方、正解は・・・
- 14 5つ目の漢字は「冥利」です!
- 15 「冥利」読み方のヒントは?
- 16 「冥利」読み方のもうひとつのヒントは?
- 17 「冥利」の読み方、正解は・・・
- 18 まとめ
1つ目の漢字は「荼毘」です!
「荼毘」って何て読むか分かりますか?
(ちゃび)ではありません。
「毘」は「毘沙門天」(びしゃもんてん)の「毘」(び)の読み方と同じですので、分かりやすいのではないでしょうか?
「荼」の読み方を考えてみましょう。
「茶」(ちゃ)に似ていますが、(ちゃ)とは読みません。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「荼毘」の読み方のヒントは?
意味は「遺体を火葬して弔うこと」です。
「荼毘に付す」という使い方をします。
「喪に服す」と同じような意味で捉えてしまい、「荼毘に服す」という誤った使い方をしてしまう場合がありますので気をつけましょう。
元々は仏教用語です。
何と読むか分かりましたか?
「荼毘」の読み方、正解は……
正解は……
「だび」
です!
荼毘はインドで使われている言語であるパーリ語の「jhapeti」(燃やす)から来てます。
元々仏教用語ですので、仏教徒の火葬以外には使われていませんでした。
紀元前383年頃、仏教の創始者であるお釈迦様が亡くなったときに、お釈迦様のご遺体は薪をくべた炎に包まれて火葬され、見送られたと言われています。
仏教徒は火葬して故人をお見送りすることが正式な弔い方だとされています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2つ目の漢字は「鮟鱇」です!
「鮟鱇」・・・画数が多過ぎて、パッと見たら黒いかたまりに見えてしまうほど!?
何を表す漢字なのか見当もつかないという人も多いかもしれません。
それでもあきらめないでください!
最後までお読みいただけたら、読み方が分かってスッキリするはずです。
それではさっそくいきましょう!
「鮟鱇」の読み方のヒントは・・・?
「鮟鱇」の読み方のヒントです。
まずはじっくり漢字を見ると、2文字とも「魚へん」が付いていることが分かります。
つまり!「鮟鱇」は魚の名前を表しているのです。
魚へんを取ってみると「安」「康」ですね。
続けて読んでみると、ある魚の名前が出てきますよ・・・
「鮟鱇」の読み方の答えは・・・
正解は、「アンコウ」でした!
魚へんを取ると「安」「康」で「アン・コウ」になりますよね。
鮟鱇(あんこう)は、食べられない部位が無いと言われている魚です。
特にあん肝は、「海のフォアグラ」とも呼ばれてまさに絶品!
鮟鱇(アンコウ)と言えば頭に光をぶら下げて魚をおびき寄せるのが特徴ですよね。
ところが有名なチョウチンアンコウのほかに、カエルアンコウやシダアンコウなど頭に発光器をもたないアンコウもいるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「剣呑」です!
「剣呑」の読み方をご存じでしょうか?
この熟語にはふたつの読み方があり、「けんのみ」と読んでも間違いではありませんが、今回はもう一方の読み方を正解とします。
ちなみに二つの読み方は同じ漢字なのに意味が異なりますよ。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「剣呑」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 危険で不安な様子を表す言葉です
- 彼が現れたとたん、会場に剣呑な空気が漂った
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「剣呑」の読み方!正解は!?
正解は「けんのん」です!
意味は危険な感じや不安な雰囲気を感じる様子、また、いやな胸騒ぎがしたり、不安で心が落ち着かないさまをいいます。
例えば「その街にはほとんど歩く人もなく、剣呑な雰囲気を感じた」のように使うことができます。
もう一つの読み方として「けんのみ」がありますが、意味が全く違っていて「邪険に激しくしかりつける」こと。
混同しないように注意が必要ですね。
4つ目の漢字は「忽然」です!
「忽然」と書いて、なんと読むか分かりますか?
惚ける(ほうける)や葱(ねぎ)の漢字に似ていますが、読み方は全然違いますよ。
突然よりも、もっと急激な感じです!
さて、「忽然」と書いてなんと読むでしょうか?
「忽然」読み方のヒントは?
「忽然」とは、物事の出現・消失が急なことをいいます。
忽然は、急に現れたり消えたりする時に使い、突然は前触れなしに思ってもないようなことが起こる時に使います。
突然よりも、もっと急に出現したり消えたりするので、ドキドキして驚くというよりはなんだか信じられないという感じです。
「音も無く忽然と現れる」
「昨日まで普通に隣に住んでいた住民が忽然と消えた」
なんて風に使います。
「忽然」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「忽然」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こつぜん」
です!
「こつねん」とも読みますが、断然「こつぜん」の方が普段使いできます。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「冥利」です!
「冥利」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ひとことで言えば、これ以上ない幸せという意味の「冥利」。
自分の幸せを実感し、周囲への感謝の気持ちも含んでいる言葉です。
絶対に聞いたことのある言葉だと思いますよ!
さて、「冥利」と書いてなんと読むでしょうか?
「冥利」読み方のヒントは?
「冥利」とは、意識してなかったことで受ける恩恵のことです。
神仏から受ける恩恵という意味で使われているので、
「コツコツ頑張れば報われる」
「やっぱり神様は居たんだ!」
「いいことをしていると幸運が来るのは本当だった!」
という感じですね。
他にも「男冥利」「女冥利」などは、その性別に生まれてきたからこそ、実感できる幸せです。
職業などでも「教師冥利」「役者冥利」と、自分が頑張ったことに対して、
思いがけないほどの大きな結果を残せた時にも使います。
「目の前の事を一生懸命に頑張っていただけなのに、会社が大きくなり社長冥利に尽きる。」
なんて言ってみたいですね!
とにかく「冥利」は、目の前の幸せを実感している瞬間の言葉です!
「冥利」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「冥利」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「みょうり」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!