漢字読み講座

【今日の難読漢字】「宮司」「食み出る」「然程」3つ読めたら漢字マスター!(みやし)と読んでしまったら・・・?

今日の難読漢字は

「宮司」

「食み出る」

「然程」

の3つです。早速いってみましょう!

まず最初は「宮司」

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。

ある特定の場所にいる人物を指す言葉です。

最初の一文字目は「ぐ」です。

年末年始や、なにか祭事などの際に見かけることがあるかもしれません。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「宮司」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「ぐうじ」

です!

「宮司」とは、一般に神社において神職や巫女をまとめる神職のことを指します。

つまり神社における最高責任者・管理者といえるでしょう。

会社でいうと社長にあたるでしょうか。

神社によっては宮司の上にさらに「祭主」という位をおいている場合もあったり、また宮司を大宮司と少宮司に分けている場合もあるようです。

現在の一般的・小規模な神社は、神社に仕える職員が宮司ひとりだけということも多く、ひとりで複数の神社の宮司を兼任することも珍しくないそうです。

このあたり、後継者不足の問題もあるようで、少子高齢化に伴ってどの分野でも同じような問題が起きていることを改めて感じさせますね。

2つ目は「食み出る」

ヒントは全体で4文字、「〇み〇る」となります。

ある動詞で、一般的にもよく使われる言葉です。

最初の一文字目は「は」です。

よく使う言葉なのに、漢字でこう書くことを知らないひとは少なくないと思われます。

あまり食べることとは関係ないのも意外ですね。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「食み出る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「はみでる」

です!

「食み出る(はみでる)」とは、一定の範囲や枠から外にあふれ出てしまう状況を指す言葉です。

一般的には漢字ではなく「はみ出る」くらいに書くことが多いかと思います。

布団から足がはみ出る、自動車が車線からはみ出る、予算からはみ出るなどなど、「食べる」ことからは全然関係ないことでも使いますね。

はみ出しものというように、世間と相容れない風変わりな人のことを揶揄するような言い方もありますが、

社会の枠に囚われず、少しくらいはみ出したっていいさと、Mr.Childrenも歌っていますね。

最後の難読漢字は「然程」

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。

副詞で、一般的にもよく使われる言葉です。

大体の場合は、あとに打ち消しや否定の言葉と一緒に使います。

最初の一文字目は「さ」です。

似たような意味の言葉では、「それほど」や「たいして」などがあります。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「然程」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「さほど」

です!

「然程(さほど)」とは、ある程度を超えていない、それほどでもない、たいしたことではない、といった意味を持つ副詞です。

少しかしこまったような、公的な文章でも使われるような固めの印象がある言葉ですね。

「然程」と似たような言葉に「あまり」があります。

どちらも程度を表す副詞ですが、ニュアンスが微妙に違います。

例えば、「さほど大きくない」と言った場合は「思っていたより大きくない(が、それなりには大きい)」という意味合いとなります。

一方「あまり大きくない」と言った場合は、「そもそも小さい」という意味合いが強くなるでしょう。