「新月(しんげつ)」や「三日月(みかづき)」、「満月(まんげつ)」など・・・
満ち欠けを繰り返す月は、その形によってさまざまな呼び名がありますよね。
ただ、この「朧月」は何だか難しい漢字です。
どんな月を表す漢字なのでしょうか?
そして、何と読むのでしょうか?
「朧月」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「朧月」とは、「霧や靄(もや)に包まれて、ほのかに霞んで柔らかく見える春の夜の月」のことを指します。
これでもピンとこない人に大ヒントです。
小学校6年生の音楽で習う曲の中に『朧月夜』という曲があります。
文部省唱歌で、作詞は高野辰之、作曲は岡野貞一の曲です。
歌い始めは「菜の花畑に入り日薄れ~♪」です。
もう、分かりましたよね?
「朧月」の読み方の答えは・・・
正解は、「おぼろづき」でした!
「朧月(おぼろづき)」は、前述の文部省唱歌『おぼろ月夜』で何となくぼんやり霞んだ月だということは知っている人も多いかもしれません。
それにしても「春の夜」限定の呼び方だったとは意外に思った人が多いのではないでしょうか。
「朧(おぼろ)」の1文字で「物の姿が霞んではっきりしない様子」という意味を持っています。
「おぼろ豆腐」も、柔らかくてゆらゆら揺れる様子から「朧(おぼろ)豆腐」と呼ばれているんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!