漢字読み講座

「奢侈」「倫」「仄か」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「奢侈」「倫」「仄か」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「奢侈」

難読漢字の中には、読めないけれど意味が分かるものってありますよね?

 

今回の漢字もその部類に入ると思いますが、漢字がもつイメージはなんとなく「セレブ」感が漂っています。

 

というのも、1文字目の「奢」という字は「奢る(おごる)」という言葉でもお馴染み、「お金を持っている人が他の人の食事代も払う」ことですね。

 

この意味に加えて、2文字目は「侈」という字で、読み方が分からなくても「多い」に似ているんですから、「奢る回数が多い」と思っても良さそうです。

 

さあ、イメージが膨らんできたところで、ヒントを確認していきましょう!

 

「奢侈」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント➁ 意味は「贅沢」です。

ヒント③ 「鮭」の読み方に似ている??

 

「奢侈」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「しゃし」です!

 

「奢侈」とは、「度を過ぎて贅沢すること」や「収入を超えてお金を費やすこと」という意味があります。

 

「奢侈品」というような言葉もありますが、年収に見合わない1つ何百万円もする高級時計や高級スポーツカーなどがこれに当たります。

 

でも、ローンにはなるかもしれませんが、自分へのご褒美として金額が高い買い物をすることだってたまには必要ですよね!

2問目はこの漢字!「倫」

難読漢字クイズです。

今回の漢字は「倫」!

よく使う漢字ですね、ひらがな3文字なら何と読むでしょうか?

「倫」の読み方のヒントは?

1.「倫」の類義語には、「同等」「仲間」「同類」などがあります。

2.「ああいう「倫」の人たちには注意した方がいいよ」のように使います。

3.『中にも忠君の徳の如きは万国に其の倫を見ざる国民の美質なりと言ふを得べし
』綱島梁川「国民性と文学」より引用

正解は…

正解は「たぐい」でした!

一般的には「類」や「比」と書くことが多いでしょう。

「倫」の音読みは「リン」、訓読みは「倫(たぐい)」「みち」「倫で(ついで)」です。

人が守るべき道筋、同程度の力を持つ仲間、同じ種類、等級や順序という意味もあります。

「倫」という漢字の「亻(人偏)」は横から見た人を、「侖(リン)」は文字を書いた短冊を並べた様子をあらわし、「筋道をたどれる仲間」という意味を持ちます。

名前に使う「倫」の読み方

名前に使われる漢字は名のり・人名訓・名乗り訓といいますが、「倫」は名づけに人気のある漢字です。

男の子の名前:明倫(あきみち・あきとも)・茂倫(しげのり)・倫也(つぐや)など

女の子の名前:愛倫(愛理)・倫佳(ともか)・倫子(のりこ)・倫実(つぐみ)など

最後はこの漢字!「仄か」

「仄か」の読み方をご存じでしょうか?

「かすか」と読んでしまった方もいるかも知れませんが、「かすか」は「微か」と書くので間違いです。

では「仄か」は何と読むのでしょう。

あなたには正しい読み方がわかりますか?

「仄か」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇か」の3文字です
  2. はっきりとはわからないけれど、わずかに認められるさま
  3. 「仄かな香りが漂う」のように使います

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「仄か」の読み方!正解は!?

正解は「ほのか」です!

「ほのか」とは、ヒントでお伝えしたように、ほんのわずかにそれと認められるさまをいいます。

たとえば、うっすらとわずかに灯った明かりを「ほのかな明かり」と表現したり、淡い恋心を「ほのかな恋心」と表現したりすることがあるでしょう。

また、「ほのか」と「かすか」は、似ていますが少しニュアンスが異なります。

「ほのか」はそこにあるけれど、薄くて弱弱しい感覚、「かすか」は感じ取るのが難しいほど量が少ないイメージです。

これらのニュアンスの受け止め方は人や状況によっても異なるかも知れません。

日本語は難しいですね…

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!