「賂い」の読み方をご存じですか?
「賂い」は「賄い」という字に似ているので「まかない」と読みたくなりますが、間違いです。
それでは、何と読むのでしょうか?
「賂い」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ま○○い」の4文字
- 音読みは「ロ」です
- ズバリ「賄賂」のことをあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「賂い」の読み方、正解は・・・
正解は
「まいない」
です!
本来は「神への捧げもの」「人に金品を贈る」という意味ですが、特に利益を得る目的で贈るという意味を持ちます。
現在では為政者や公務員に対して使われることが多いですが、これは最初「神」への捧げものだったのが「上」、つまり時の政府という意味に転じ、現在の意味につながったのではないかという説があります。
ちなみに最初に書いたように賄賂の1文字目「賄」を使った「賄い」は一般的には「まかない」と読みますが、こちらにも「まいない」という読み方があります。賄賂を受け取ることを「収賄」と言うので、どちらもほぼ同じ意味の漢字を使った熟語ということになります。
「賄賂」は時代劇でも現代でもよく見かける言葉ですが、その訓読み(賂い、賄い)のことも是非覚えておいてくださいね。