今日の難読漢字は
「生憎」
「睇る」
「宥める」
「遠離る」
「惜敗」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「生憎」
生きるに、憎い(にくい)と書いて「生憎」。
漢字のイメージとは違う読み方なので、
パッと見て読めない人も多いかもしれません。
しかし、よく使っている言葉でもあります。
さて、「生憎」と書いてなんと読むでしょうか?
「生憎」読み方のヒントは?
漫画や小説などではどんでん返しで、「お生憎さま!」と啖呵を切ったりします。
しかし、近所付き合いなど関係性を壊したくない場合の断り文句として、
「生憎、その日は他の用事が入っている為に出席できないのです」
など生憎を付けることで、同じ断るのでもやんわりとした印象にすることができます。
ビジネスでもよく使う言葉です。
相手の意に添えられないという、残念な気持ちを表してくれるので、
使いこなせれば印象UPも狙えます。
「生憎」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「生憎」の読み方、正解は・・・
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/question04-1.jpg)
正解は・・・
「あいにく」
です!
「生」の読み方があて字の、珍しい読み方をする漢字のひとつです。
お誘いを断る時に便利な言葉なので、ぜひ使ってみましょう。
2つ目の漢字は「睇る」
「睇る」の読み方をごぞんじでしょうか?
「弟」という字が使われているので「ている」と読んだ方もいるかも知れませんが、間違いです。
滅多に見かけることのない珍しい漢字ですが、ひらがなに直すとよく聞く言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「睇る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- これをすると怒られるかも…
- 「睇」の一文字だと「よこめ」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「睇る」の読み方!正解は…!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min001-seikai.jpg)
正解は「ぬすみみる」です!
難読漢字あるあるかもしれませんが、たった一つの漢字なのに、長い言葉ですね。
ヒントで紹介したように「睇」の一文字だと「よこめ」や「ながしめ」と読みます。
確かに、ぬすみ見をする時は大抵、横目や流し目になりますね。
送り仮名を変えて「睇つ」と書くと「めかりうつ」と読み、こちらも流し目を送ったり、ちらりと見るといった意味です。
ちなみに「睇」は漢字検定1級の超難読漢字。
読めた方はすばらしい漢字マスターですね!
3つ目の漢字は「宥める」
「宥める」の読み方をご存知でしょうか?
ウ冠に有の字ですが「ゆうめる」ではありませんよ。
画数が少ないので一見簡単に読めそうで、実は読みにくい難読漢字…
さて、あなたには読むことができますか?
「宥める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇る」の4文字
- 意味は、不安や怒りで興奮している人を落ち着かせること
- 泣いている子供を宥める
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「宥める」の読み方!正解は…!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min002-seikai.jpg)
正解は「なだめる」です!
ほとんどの場合ひらがなで書くため、読めなかった方も多いのではないでしょうか?
ヒントでは「興奮している人を落ち着かせること」という意味を紹介しましたが、「広い心で罪を許すこと」という意味もあります。
しかし現代ではほとんどの場合、落ち着かせるという意味で使いますね。
「なだめる」の反対語は「けしかける」で、相手を勢いづけてますます興奮させたり、自分の思い通りに動くようにそそのかしたりすることを言います。
4つ目の漢字は「遠離る」
「遠離る」の読み方をご存知でしょうか?
「遠離」は音読みで「えんり」ですが、もちろん「えんりる」ではありません。
「遠」も「離」もよく見かけるありふれた漢字だといえますが「遠離る」となると、見たことのない方が多いのでは…
さて、あなたには読むことができますか?
「遠離る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- だんだん遠くに離れていくこと
- 「遠離る車を見送った」のように使います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「遠離る」の読み方!正解は…!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min003-seikai.jpg)
正解は「とおざかる」です!
「離」という字は一般的には「り」もしくは「離(はな)れる」と読むため、かなりの難読だといえます。
意味は、ヒントで紹介したように「だんだん遠くに離れていく」ですが、物理的に離れる場合だけでなく「人と人が疎遠になっていく」という意味にも使います。
「遠離」と熟語にした場合の意味は「遠くへ離れている」または「遠くへ離す」ことです。
読み方は「おんり」もしくは「えんり」となります。
合わせて覚えておくと良いですね。
5つ目の漢字は「惜敗」
「惜敗」の読み方をご存知でしょうか?
まさか「ざんぱい」と読んでいませんよね?
「ざんぱい」は「惨敗」と書くので、間違えないように注意しましょう。
それでは「惜敗」は何と読むか、あなたにはわかりますか?
「惜敗」の読み方のヒントはこちら
- 「惜」の読み方が同じ熟語は「惜別」「哀惜」など
- 「敗」の読み方は「はい」
- 意味は試合などにわずかな差で負けること
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「惜敗」の読み方!正解は…!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min004-seikai.jpg)
正解は「せきはい」です!
冒頭でお伝えしたように「惨敗」と間違えやすいのですが、惨敗は試合などで大差で負けることをいいます。
惜敗はわずかな差なので、意味が異なりますね。
「惜」と「敗」のどちらも簡単な漢字なのに、熟語になると読めない人が多かったかも知れません。
ちなみに「別れをおしむ」という意味の「惜別(せきべつ)」は、森山直太朗さんの「さくら」で使われているので、ご存知の方も多いでしょう。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!