今回のお題は「毟る」「生糸」「慧い」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「毟る」
「毟る」・・・見慣れない漢字ですよね。
「雀(すずめ)」に似ているけれど、違います。
「毛」が「少ない」と書く漢字だから、「はげる」?
それも残念!「はげる」は「禿げる」と書きます。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「毟る」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはずばり、「毛」が「少ない」と書くこと!
読み方はひらがなで「〇〇る」の3文字です。
何をすると毛が少なくなるでしょうか・・・?
もう、分かりましたか?
「毟る」の読み方の答えは・・・
正解は、「むしる」でした!
毛を毟(むし)れば少なくなりますよね・・・
「毟る」とは、次のような意味があります。
- 掴んだりつまんだりして引く
- 魚や肉などの身をほぐす
- 財産などを脅して奪い取る
- 綿などをちぎってふっくらとさせる
よく使われるのは「掴んだりつまんだりして引く」意味ですよね。
「毛を毟る」「草を毟る」など・・・
「財産を全て毟り取られた」などともよく使いますね。
また、「恥ずかしがって顔を上げない様子」や「手持無沙汰で退屈している様子」を表す「畳の塵(ちり)を毟る」という慣用句があります。
確かに手持無沙汰だったり恥ずかしかったりする時に、意味も無く手元のものを毟ったりすることもありますよね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「生糸」
(せいし)ではありません。
(なまいと)でもありません。
ひらがなで3文字です。
”〇〇〇”
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「生糸」の読み方のヒントは?
「蚕の繭からとった、まだ精製していない絹織物用の糸」のことです。
第二次世界大戦前は、日本最大の輸出品で、世界全体の約80%の生産高を占めていました。
現在の日本は中国やブラジルなどから輸入しており、中国が世界最大の生産高を誇っています。
何と読むか分かりましたか?
「生糸」の読み方、正解は……
正解は……
「きいと」
です!
生糸が精製されると絹糸が出来ます。
絹糸を使ったシルク製品は肌への親和性が非常に高く、肌触りが良いため、インナーやパジャマをシルクにすると、快適に過ごすことができます。
シルク製品には肌触りが良い以外にもたくさんのメリットがあります。
- 静電気が発生しにくい
- 吸湿性・保湿性・通気性に優れている
- 紫外線をカットしてくれる
- しわになりにくい
- 耐熱性に優れている
- 肌を清潔に保ってくれる
現在では毎日使用するようになったマスクも肌触りのよいシルクにしてみるのもいいかもしれませんね。
シルクを使ったことがないという場合はぜひ一度使ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「慧い」
本日の難読漢字クイズは「慧い」です。
慧眼(けいがん)の慧ですね。
似ていますが、彗星の彗ではありません!
あなたは何と読みますか?
「慧い」の読み方のヒントは?
1.「慧い」をひらがなにすると3文字になります。
2.「慧い」の同義語には「シャープ」「英明」「鋭敏」などがあります。
3.『鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧かれ、というイエスの言葉をふと思い出し、』太宰治「斜陽」より引用
正解は…
正解は…「さとい」でした!
賢い、心が鋭い、気がきく、知恵のあるさまをあらわす言葉です。
仏教では物事の道理を正しく見抜く力、真理を明らかに知る力を指します。
また、感覚の敏感さを意味する場合も用いられます。
例:この子は耳が慧いね!
「慧」の音読みは「ケイ」「エ」、訓読みは「慧い(さとい)」「(慧い)かしこい」です。
「慧」を使う熟語
戒定慧(かいじょうえ):仏教の修行に重要な教え。戒律・禅定・智慧の三学。
慧給(けいきゅう):賢く弁舌が巧みなこと。
悪智慧(わるぢえ):悪字を上手く成就させる頭のはたらき。
慧可断臂(えかだんぴ):なみなみならぬ求道の思いをあらわすこと。
哲・怜・敏・嶷・聡・黠…
全部「さとい」と読む漢字です!実はたくさんあるんですね。