漢字読み講座

「咢う」「肝腎」「鯥」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「咢う」「肝腎」「鯥」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「咢う」

今回の難読漢字クイズは「咢う」です。

日常的に使う漢字ではありませんが、普段からよく使う言葉です!

さて、あなたは何と読みますか?

「咢う」の読み方のヒントは?

ヒント1.「咢う」をひらがなにすると6文字になります。

ヒント2.「大きな声で咢うのはやめてくださいよ」のように使います。

ヒント3.「咢う」経験がない人はいないでしょう。

正解は…

正解は…

「いいあらそう」でした!

一般的には「言い争う」と書きますね!

「咢」の音読みは「ガク」、訓読みは「咢う(いいあらそう)」「咢く(おどろく)」です。

「咢」は形声文字で、口々に騒がしい様子や驚く様子、鼓(つづみ)を打ち鳴らす様子をあらわしています。

「喧々咢々」は間違い

盛んに意見を戦わせて議論することを「ケンケンガクガク」と言いませんか? 漢字は「喧々諤々」「喧々咢々」と書かれることが多いです。

しかし実は、「カンカンガクガク」が正しい日本語です!

漢字は「侃々諤々」「侃々咢々」と書きます。

「ケンケンガクガク」は、「侃々咢々(カンカンガクガク)」に、やかましさを意味する「喧々囂々(ケンケンゴウゴウ)」という別の言葉が混ざったものなのです。

ややこしいですが、今後は「カンカンガクガク」を使いましょう!

2問目はこの漢字!「肝腎」

肝腎」と書いて、なんと読むか分かりますか?

臓器の事ではありません。もちろん肝臓(かんぞう)の事ではありません。

そして肝心と書いても正解です!

どちらも同じ意味になります。

さて、「肝腎」と書いてなんと読むでしょうか?

「肝腎」読み方のヒントは?

「肝腎」とは、もっとも大事な事、重要な事、大切な事の事です。

人間にとって、肝臓と心臓や腎臓はもっとも重要であることから「肝腎」と言われるようになりました。

その時々によって使われ方は違うものの、「努力が肝腎」「休息が肝腎」「肝腎の人が欠席」「肝腎の財布を忘れる」などなど、よく使う言葉だと思います。

肝腎な部分さえ押さえておけば、後はまあまあどうにでもなるようなことが多いです。

「肝腎」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「肝腎」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「かんじん」

です!

 

「いつも居る癖に、肝腎な時にいないんだから~!」なんて使った事ありませんか?

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「鯥」

「鯥」の読み方をご存じでしょうか?

「りく」という字は「陸」と書くので「こざと編」です。

ところが「鯥」は「魚編」ですね。

魚編の漢字ということは、魚の種類には違いなさそうです。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「鯥」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
  2. 目がとても大きくて鋭い歯を持つ魚です
  3. 鯥には、本鯥、黒鯥、赤鯥、銀鯥、白鯥の5種類があります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「鯥」の読み方!正解は!?

正解は「ムツ」です!

ひらがなかカタカナで書くことが多いため、漢字は知らなかったという方も多いかも知れません。

「鯥(ムツ)」は体長60cmほどの深海魚で、目と口がとても大きくグロテスクな姿をしていますが、脂がのってとても美味しい魚です。

種類はヒントで示したように「本ムツ、黒ムツ、赤ムツ、銀ムツ、白ムツ」の5種で、中でも「黒ムツ」は希少で味も格段に良いため、高級魚とされています。

「のどぐろ」という魚は「赤ムツ」とも呼ばれ、こちらも高級魚ですね。

のどぐろの煮つけで一杯やるのがたまらないという方も多いのでは?

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!