今回のお題は「弥縫」「猋」「呆気」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「弥縫」
「弥縫」って何て読むか分かりますか?
(みほう)ではありません。
(やぬい)(みぬい)でもありません。
ニュースやビジネスシーンで使うことが多いです。
この言葉をさらっと使えると一目置かれるのではないでしょうか。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「弥縫」の読み方のヒントは?
「弥縫」の意味は「失敗や欠点を一時的に取り繕うこと」です。
「弥縫策」として使われることが多く、あまりいい意味の言葉ではありません。
「弥縫策」とは、「今この状況をなんとか取り繕わないと最悪の状態に陥ってしまう時に、その場しのぎの提案をすること」という意味で使われます。
類義語は「簡易的」や「暫定的」「仮の」などです。
ビジネスシーンで耳にしたことがあるのではないでしょうか?
何と読むか分かりましたか?
「弥縫」の読み方、正解は……
正解は……
「びほう」
です!
「歯が痛いので、弥縫策として痛み止めを飲んでいます。抜本的に解決するためには、歯科クリニックに行って虫歯を治療してもらわないといけません」
というように、問題の原因を探して解決するのではなく、応急処置の意味で使います。
「弥縫策を講じたので、安心して下さい!」
というような使い方は誤りですので、気をつけてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「猋」
「猋」の読み方をご存じでしょうか?
日常ではまず見かけることがない、まさに難読漢字の見本のような文字ですね。
音読みでは「ひょう」とも読めるそうですが、今回は訓読みを正解とします。
正解するにはかなり想像力が必要かも…
さて、あなたには読むことができますか?
「猋」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 3匹の犬が群がって走る様子を想像してみてください
- 渦を巻くように起きる強風
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「猋」の読み方!正解は!?
正解は「つむじかぜ」です!
普段見ない漢字の上に5文字も入っているため、かなりの難読漢字だといえますね。
渦を巻くように激しく起きる強風を「つむじかぜ」と呼びます。
一般的には「つむじ風」や「旋風」と書くことが多いでしょう。
また、状況を大きく揺らがすような出来事のことを比喩的に「つむじ風」と呼ぶ場合もあります。
「彼は平穏な日々につむじ風を巻き起こした」
のような使い方ですね。
ちなみに「つむじ風」と「竜巻」は、渦を巻くような強風という点では同じですが、竜巻は必ず積乱雲を伴うのに対して、つむじ風は晴天の日でも起きるという違いがあります。
また、竜巻の方がかなり規模が大きく、台風以上のものもあると言われています。
最後はこの漢字!「呆気」
「呆気」と書いて、なんと読むか分かりますか?
呆ける(ほうける)気持ちというイメージで正解です!
しかし(ほうけ)や(ほうき)とは読みません。
さて、「呆気」と書いてなんと読むでしょうか?
「呆気」読み方のヒントは?
「呆気」とは、意外な事に出会い、驚きあきれることをいいます。
「呆気」だけで使われることは少なく、「呆気にとられる」「呆気ない」という形で使われます。
隣に座っていた人が突然予想を超えた行動をしたら、「呆気にとられてずっと見つめてしまった」ことありませんか?
他にもいつもは大人しい人が突然怒り出すと「呆気にとられて立ち尽くす」ことも。
盛り上がった試合があっさりと終わって「最後は呆気なかった」と言った事ありませんか?
想像を超えた発言や行動、結果を目の当たりにしてしまうと「呆気」にとられてしまいますね。
「呆気」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「呆気」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あっけ」
です!
あまりにも失礼なことを言われた、呆気に取られて何も言い返せなかったことがありませんか?
後からジワジワと怒りが湧いてきます。
ぜひ、覚えておきましょう。