今回は「襁褓」「擡げる」「犇犇」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「襁褓」
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/03/toi_kanji_037.jpg)
「襁褓」
これ、何と読むかわかりますか?
見たことのない!という方も多いのではないでしょうか。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「襁褓」読み方のヒント!
「襁褓」ですが、ある物を漢字で表したもの。
実は、それを使うのは赤ちゃん!
赤ちゃんが使うとは思えない字面ですよね笑
さて、読めるでしょうか?
ちなみに「きょうほ」ではないですよ!
「襁褓」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「おしめ」
です!
「襁褓」はみなさんご存知「おむつ」のこと!
赤ちゃんが使う、あのオムツです!
「襁」の文字には赤ちゃんを背負う帯、
「褓」の文字には赤ちゃんををおおう衣という意味があります。
その2つを組み合わせて、
赤ちゃんの着る産着や、おしめを表す言葉になったのだとか。
「襁褓」は「おしめ」と読むのですが、
「むつき」と読むこともあるのだそう。
また「御襁褓」になると「おむつ」と読み方が変わるんです!
意味はすべて同じ、漢字も同じ、なのに
読み方だけが変わるって、ちょっと不思議ですよね。
もし「襁褓」を「むつき」と読んだ方は
立派な漢字マスターです!
ちなみに、一般的には「おしめ」は赤ちゃんが使う物、
「おむつ」は病人などの大人でも使うことがある物
と区別しています。
見慣れない漢字ですが、誰もがお世話になった「襁褓」。
豆知識として漢字も覚えておきましょう!
2問目はこの漢字!「擡げる」
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/05/toi_kanji_133.jpg)
「擡げる」
これ、何と読むかわかりますか?
まったく見慣れない漢字ですよね。
でも私たちの動作に関する言葉なんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「擡げる」読み方のヒント!
「擡げる」は、人のある動作のことです。
ヒントは頭!!
よく「頭を擡げる」という文言で使われますよ!
さて、読めたでしょうか?
ちなみに「かかげる」ではありません!
「擡げる」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「もたげる」
です!
「擡げる」は、
「持ち上げる・おこす」という動作を表す言葉です。
「頭を擡げる」だと、「寝ていたり下げていた頭を持ち上げる」という意味になります。
また、「頭をあげる」ことで「人や周りよりも目立つ」という意味に転じて
「今まで隠れていたことや疑念が思い浮かぶ」ことや
「少しずつ勢力が増して目立ってくること」「台頭すること」にも使われます。
「些細な行動に疑念が擡げる」
「改革派が擡げる」
などで使われているので、ニュースやドラマで聞いたことがある方もいるのでは?
ちなみに、この「擡」という漢字は、漢字検定1級の漢字です。
正解できた方は素晴らしい!
漢字がかなり得意な方ですね!
もし正解できなかったとしても、
これを機にしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「犇犇」
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「犇犇」と書いて、なんと読むか分かりますか?
牛が三匹集まって「犇」、「犇」がふたつ続いて「犇犇」です。
「犇めく」は(ひしめく)と読み、牛がぎゅっと集まっている様子を表せている漢字です。
さて、それでは「犇」がふたつ続いた「犇犇」はどう読むかわかりますか?
「犇犇」読み方のヒントは?
「犇犇」とは、隙間のない様子やぴったりと合わさっている様子を表せる言葉です。
いかにも(ぎゅうぎゅう)と読んでしまいそうですが、(ぎゅうぎゅう)ではありません。
まさに「犇めく」といった感じでしょうか。
さて、犇めくが二つ重なれば……?
「犇犇」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「犇犇」の読み方、正解は・・・
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/11/nemunoki-seikai.jpg)
正解は・・・
「ひしひし」
です!
同じ読み方の「緊緊」は、強く身に迫って来る、切実に感じるという意味があります。
「責任の重さを緊緊と感じて来た。」なんて使います。
使い分けることができれば、さらにカッコいいですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
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