漢字読み講座

今日の難読漢字は「洋袴」「混合酒」「越列機」の3文字です!どれも意外な読み方に驚いてしまうかも・・・?

今日の難読漢字は、

「洋袴」

「混合酒」

「越列機」

の3文字です!

どれも意外な読み方に驚いてしまうかもしれません・・・

早速行きましょう。

難読漢字第1問は「洋袴」

身に着けるものというと、シャツやトレーナー、スカートやワンピースなど様々あります。

今回の問題、「洋袴」も身に着けるものの名前ですよ。

皆さんも必ず持っているものです!

何と読むのか早速見ていきましょう。

「洋袴」の読み方のヒントは・・・

それではヒントです!

「洋袴」の「袴」は、「はかま」と読みます。

でも、皆さん袴(はかま)なんて普段はくことはありませんよね?

そこで「洋」の文字に注目してください!

「洋風」「洋室」「洋食」などのように、西洋から伝わった文化・物に「洋」の文字がつきますよね。

それでは「洋風の袴」とは一体何でしょうか?

もう、分かりましたよね?

「洋袴」の読み方の答えは・・・

正解は、「ズボン」でした!

確かにズボンは袴のように足を通す筒が2本ですよね。

ただし、「洋袴」がズボンと読まれるように定着するまでは、「パンタロン」「スラックス」とも読まれていたそうです。

ちなみに「洋袴」以外にも、「細袴」「洋股」「下服」「服筒」などという漢字も「ズボン」と読むのに使われます。

ただ、もうズボンという呼び方自体、あまり使われることはなく、「パンツ」と呼ぶ方が多いかもしれません。

難読漢字第2問は「混合酒」

お酒と一口に言っても、いろんな種類がありますよね。

ビールのように思えても、「発泡酒」や「第三のビール」だったりします。

酒税法ではお酒は4種類に大別されます。

「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」の4種です。

それでは「混合酒」とは、どんなお酒でしょうか?

早速見ていきましょう。

「混合酒」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「混合酒」の漢字は、外来語の当て字になっています。

海外から伝わったあるお酒の名前に、「混合酒」という漢字を当てたのです。

ということは「混合酒」の漢字こそが、読み方のヒントだというわけです!

漢字をよく見てみてください。

「混」ぜ「合」わせるお「酒」と書きますよね。

分かりましたか?

「混合酒」の読み方の答えは・・・

正解は、「カクテル」でした!

カクテルとは、ベースとなるお酒に別のお酒やジュースなどを混ぜて作るお酒の事です。

18世紀にはこの「カクテル」と言う言葉は誕生していたんですって!

ちなみに「チューハイ」との違いは、単一の果汁をウォッカや焼酎で割ったものが「チューハイ」複数のリキュールや果汁と混ぜたものが「カクテル」です。

難読漢字最終問題は「越列機」

扇風機・自動販売機・発電機・無線機・・・

これらの共通点は何かわかりますか?

そうです!

〇〇機」と、「機」が最後につく漢字です。

ただ、「越列機」を読める人はなかなかいないかも・・・?

何と読むのか早速見ていきましょう!

「越列機」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「〇〇機」はさまざまな機器を表すことが大部分ですが、「越列機」は違うんです。

外来語に当て字をしたもので、現在は使われていない古語になっています。

江戸時代にオランダ貿易によって伝わったもので、平賀源内が実験に使用したことで知られていますよ。

漢字をそのまま読むとわかるかもしれません!

読み方は、ひらがなで「〇〇キ」の3文字です。

分かりましたか?

「越列機」の読み方の答えは・・・

正解は、「エレキ」でした!

「越列機(エレキ)」はオランダ語でelektriciteitがなまったもので、電気・電流を表します。

日本に伝わったのは江戸時代で、1751年にオランダ人が献上した文献が残っています。

1776年に蘭学者の平賀源内が復元・自製に成功しました。

そして日本では電気仕掛けのものや装置を幅広く「越列機(エレキ)」と呼ばれるようになったんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!