「柴扉」の読み方をご存じですか?
「柴」は「しば」、「扉」は「とびら」という読み方がありますが「しばとびら」ではありません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「柴扉」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○ひ」の3文字
- 音読みです
- 類語に「柴門」があります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「柴扉」の読み方、正解は・・・
正解は
「さいひ」
です!
「柴」は訓読みでは「芝」と同じ「しば」ですが、芝が庭やゴルフ場などに敷き詰められる草の一種であるのに対して、柴は背が低く枝が細い雑木のことをさしています。
有名な昔話「桃太郎」でおじいさんが刈りに行くのは「柴」の方ですね。
「柴扉」は雑木で作った扉のことです。「柴戸(しばど、しばと)」「柴門(さいもん)」という類語があり、こちらは苗字にも使われています。
雑木を使った扉ということで、みすぼらしい家や暮らしのことをさす言葉でもあります。ただ貧乏というよりは、世俗から離れた閑静な暮らし、という意味合いもあります。何かと賑やかで気詰まりのする都会から距離を置き、最低限のもので質素な生活をすることは、昔からある意味贅沢と思われていたのかもしれませんね。
「柴扉」の読み方、是非覚えてくださいね。