今回の難読漢字クイズは…
「華尼拉」「真珠麿」「羸れる」!
3つの難読漢字にチャレンジです。
目次
1個目の漢字はこれ!「華尼拉」
「華尼拉」を何と読みますか?
「カビラ」と読んだあなたは惜しい!
早速ヒントを見てみましょう。
「華尼拉」の読み方のヒントは?
1.「華尼拉」をひらがなにすると3文字になります。
2.「華尼拉」のアロマオイルを嗅ぐと、リラックス作用、月経促進や不眠症の改善に効果が期待できるといわれています。
3.洋菓子作りが好きなら、きっと冷蔵庫に入っているはず!
正解は…
正解は「バニラ」でした!
アイスクリームやソフトクリームの定番ですね。
クッキーやケーキを作る際も、「バニラエッセンス」の存在は不可欠です。
「華尼拉」の正体は、ラン科バニラ属のツル性植物。
独特の甘い香りはお花ではなく、乾燥と発酵を繰り返した果実の種子の匂いです。
「華尼拉」の原産地はメキシコや中央アメリカですが、日本でも栽培されています。
国内における「華尼拉」の栽培は、福岡県、北海道、沖縄県の石垣島などが取り組んでいます。
「華尼拉」はお菓子だけじゃない!
冷蔵庫に「華尼拉」エッセンスの小瓶が眠っていないでしょうか?実は、お菓子作り以外にも使い道があるんです。
コーヒー・紅茶に数滴垂らすだけでおいしいフレーバードリンクになりますし、ウィスキーやバーボンなどの洋酒とも相性抜群です。
2個目の漢字はこれ!「真珠麿」
「真珠麿」を何と読みますか?
読めなくても食べたことはあるはず!
「しんじゅまろ」ではありません。
「真珠麿」の読み方のヒントは?
1.「真珠麿」をひらがなにすると「〇〇ゅ〇〇」になります。
2.キャンプファイヤーで「真珠麿」を焼くとおいしい!
3.ホットのココアやミルクに浮かべるのもおすすめです。
正解は…
正解は「マシュマロ」でした!
ふんわり柔らかくて甘いお菓子ですね。
ホワイトデーのお返しにされることの多い「真珠麿」ですが、最近は「交際をやんわりお断りする」という意味で深読みする人も。
でも、日本のホワイトデーは本来「真珠麿」を贈るイベントだったので、深読みする必要はなさそうです。
「真珠麿」のルーツ
「真珠麿」のルーツは、古代エジプトに王族が愛用した「薬用キャンディー」だったと考えられています。
当時はアオイ科ウスベニタチアオイという植物の根をすりつぶして、はちみつを混ぜていました。ちなみに、マシュマロ(marsh mallow)はウスベニタチアオイの英語名ですよ。
19世紀になるとはちみつは砂糖になり、植物の根は卵白とゼラチンで代用されるようになりました。
日本に「真珠麿」が登場したのは1892年、もしくは1887年という2つの説があります。
3個目の漢字はこれ!「羸れる」
「羸れる」を何と読みますか?
あまり目にする機会のない漢字ですね。
これが読めたら自慢できますよ!
「羸れる」の読み方のヒントは?
1.「羸れる」をひらがなにすると「〇〇れる」になります。
2.「残業続きですっかり羸れてしまった」のように使います。
3.「羸れる」の類義語には「萎える」「疲弊する」「意気消沈する」などがあります。
4.『形羸れて朝餐の減ずるを覚ゆ、』谷崎潤一郎「少将滋幹の母」より引用
正解は…
正解は「つかれる」でした!
「羸」の音読みは「ルイ」、訓読みは「羸せる(やせる)」「羸れる(つかれる)」「羸る(よわる)」、漢検1級19画の漢字です。
一般的には「疲れる」と書くことが多いでしょう。
ぐったりした様子、か弱い様子、衰えている様子を意味します。
「弊れる」「瘁れる」など、同じ意味で「つかれる」と読む漢字は「羸」を含めて15種類もあります。
また、古語では「羸る(みつる)」と読みますが、こちらも同じ意味です。
『かぐはしき花橘を玉貫きし送らむ妹は羸れ(みつれ)てもあるか』万葉集一九六七
「羸」を用いた日本語
痩羸(そうるい):瘦せ衰えること、やつれているさま
老羸(ろうれい):年をとって弱ること、老衰
羸兵(るいへい):疲れきった兵士