今日の難解漢字は
「聶聶」
「云々」
「煙管」
「入水」
「巫山戯た」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「聶聶」です!
- 2 「聶聶」の読み方のヒントは?
- 3 正解は…
- 4 「聶く」と「囁く」
- 5 2つ目の漢字は「云々」です!
- 6 「云々」読み方のヒントは?
- 7 「云々」読み方のもうひとつのヒントは?
- 8 「云々」読み方、正解は・・・
- 9 3つ目の漢字は「煙管」です!
- 10 「煙管」の読み方のヒントはこちら
- 11 「煙管」の読み方!正解は!?
- 12 4つ目の漢字は「入水」です!
- 13 「入水」の読み方のヒントはこちら
- 14 「入水」の読み方!正解は!?
- 15 5つ目の漢字は「巫山戯た」です!
- 16 「巫山戯た」読み方のヒントは?
- 17 「巫山戯た」読み方のもうひとつのヒントは?
- 18 「巫山戯た」の読み方、正解は・・・
- 19 まとめ
1つ目の漢字は「聶聶」です!
難読漢字クイズです。
今回の問題は「聶聶」!
みみみみみ…果てしなく「耳」が出てきました。
さあ、あなたは何と読みますか?
「聶聶」の読み方のヒントは?
ヒント1.「聶聶」をひらがなにすると、「〇■〇〇ょ〇」6文字になります。
ヒント2.「聶聶」は、とても静かな様子です。
ヒント3.クラシックコンサートや儀式中では、誰もが「聶聶」としているはず。
正解は…
正解は…
「しょうしょう」でした!
「聶聶(しょうしょう)」という言葉は、耳を寄せ合い小さな声で話す様子をあらわしています。また、ととのえるという意味もあります。
イメージが似ている日本語は、「密やかに」「粛々と」「ひそひそと」などです。
「聶」の音読みは「ショウ」と「ジョウ」、訓読みは「聶く(ささやく)」、18画の漢字です。
「聶く」と「囁く」
「聶く」は、「囁く(ささやく)」の原字です。
このように同じ漢字を3つ重ねた漢字を、「品字様(ひんじよう)」といいますよ!
現代の日本で見る機会はあまりない漢字ですが、中国系の名前によく使われます。
ちなみに、入眠時に足がムズムズ、ザワザワするレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)、睡眠中に足がピクピクしてしまう周期性四肢運動障害を、「四肢聶聶動」と呼ぶことがあります。
2つ目の漢字は「云々」です!
「云々」と書いて、なんと読むか分かりますか?
実は色々な所で見る「々」という漢字は、漢字自体には読み方が無く繰り返し記号です。
一般的には繰り返すという意味の記号で、人々(ひとびと)佐々木(ささき)など同じ音を繰り返します。
だからといって、「云々」は(いい)ではありません。
しかも「云々」はちょっと訛っています。
さて、「云々」と書いてなんと読むでしょうか?
「云々」読み方のヒントは?
「云」は訓読みでは「い(う)」と読みます。
そして音読みでは(うん)と読みます。
でも、(うんうん)とは読みません。
小説などで「云々」という漢字を見たことがありませんか?
「家庭の事情云々で、妻が実家に帰っています」
など、ぼかした感じで文章を省略できる素敵な言葉です。
「まあ色々ありますよね!そこは察して欲しい」という事も相手に伝わります。
もちろん耳障りも悪くありませんから、使いこなせると色々と便利ですよ。
「云々」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
「うんうん」が訛って「うん〇ん」になったと言われています。
さて、もうわかりましたか?
「云々」読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うんぬん」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「煙管」です!
「煙管」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま「えんかん」と読むこともできますが、もっと意外な読み方が存在しますよ。
誰でも知っている簡単な単語です。
さて、あなたには正解がわかりますか?
「煙管」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 刻みたばこを吸う際に使う道具のこと
- 乗り降りする駅付近だけの定期券や切符を使って、間の区間をただ乗りすること
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「煙管」の読み方!正解は!?
正解は「キセル」です!
「雁首(がんくび)」という部分に刻み煙草を詰めて火をつけ、煙を吸う道具のことをキセルと呼びます。
昭和の時代にはたまに見かけることがありましたが、現代ではドラマやアニメの中でしか見ることがなくなりましたね。
ヒントの3番で紹介した「キセル」は、「キセル乗車」とも呼ばれる不正乗車の1つ。
喫煙具の「キセル」の構造に由来した言葉です。
キセル乗車は、罰金が発生したり逮捕されたりする可能性もあるれっきとした犯罪なので、絶対に行ってはいけません。
4つ目の漢字は「入水」です!
「入水」の読み方をご存じでしょうか?
「にゅうすい」とも読みますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
「入」も「水」も小学校1年生で習う、最も基本的な漢字ですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「入水」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 意味は、水に身を投げて自殺すること
- 「入水自殺を図ったとみられる」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「入水」の読み方!正解は!?
正解は「じゅすい」です!
「入水(じゅすい)」とは、海や川などの水に身を投げて自殺することをいいます。
冒頭でお話ししたように、「入水」と書いて「にゅうすい」とも読みますが、「にゅうすい」とは、海やプールなどの水の中に入ることです。
「入水自殺」を「にゅうすいじさつ」と読んでいた方も、意外と多いのではないでしょうか?
漢字には今回のように、同じ文字でも読み方を変えると意味が違ってくるものがたくさんあります。
たとえば「色紙(いろがみ/しきし)」「人気(にんき/ひとけ)」「黒子(くろこ/ほくろ)」など、本当にややこしいですね。
このような漢字は、前後の文章から読みを判断する必要があるので、注意しましょう。
5つ目の漢字は「巫山戯た」です!
「巫山戯た」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(みやまた)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「巫山戯た」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇た」となります。
ある動詞ですが、普段からよく使う日常的な言葉です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「巫山戯た」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「ふ」です。
文字としては当て字的ですので、各文字の音読みから読み方が 推測できるかもしれません。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「巫山戯た」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふざけた」
です!
浮かれて騒いだり、冗談を言ったり、おどけたり、また男女がいちゃいちゃする、 といった意味の言葉です。
日常的によく使う言葉ですので、改めて意味を説明するのが難しいですね。
ヒントで当て字的、と書いていますが、中国の「巫山の雲雨」の故事と 「たはる(戯)」の表記が合わさってできたという説もあるようで、 単純な当て字ではない可能性があるためです。
ふざけるのはけしからんと怒られますので真面目に生きていくことが大事だと言われていますが、 多少の遊び心は忘れずにいたいですよね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!