漢字読み講座

【今日の難読漢字】「擘」「柘植」「雲脂」「古」「追浜」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「擘」

「柘植」

「雲脂」

「古」

「追浜」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「擘」です!

本日の難読漢字クイズは「擘」です。

突撃の「ゲキ」に似ていますが…

読めなくても身近なものですよ!

「擘」の読み方のヒントは?

ヒント1.「擘」をひらがなにすると、4文字になります。

ヒント2.「擘」の部首は「手」です!

ヒント3.英語では「thumb(サム)」と呼ばれます。

正解は…

正解は「おやゆび」でした!

一般的には「親指」と書かれ、呼び方には「拇指・母指(ぼし)」「第一指」、「お父さん指」などがあります。

「擘」の音読みは「ハク」「バク」、訓読みは「おやゆび」「擘く(さく・つんざく)」、17画の漢字です。

「擘」は、「計具で横に裂く」という意味の「辟(ヘキ)」と「手」を組み合わせた会意兼形声文字。

手の平を開く(横に裂く)と、平らになるのが「擘」ですね!

「擘」を使った言葉

巨擘(きょはく):指導する人、仲間内で最も優れた人、リーダー、親玉。「おやゆび」を指すこともあります。

擘裂(ハクレツ):引き裂く、つんざく。

擘肌・擘膚(ハクフ):肌をうんざく。

「擘」のボディランゲージ

「擘」を隠す仕草:事故や霊柩車を見たとき、危険な動物に出会ったときなど、厄除けの意味で「擘」を隠す。

「擘」を立てる仕草:「いいね!」「男・彼氏」「よし!」「まかせとけ!」

2つ目の漢字は「柘植」です!

「柘植

これなんて読むかわかりますか?

 

漢字はとっても簡単に見えますが、

読み方はちょっと特殊かも?

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「柘植」読み方のヒント!

 

「柘植」は、とある植物の名前です。

垣根などに使われたり、伝統工芸の材料にも使われているんですよ!

 

また地名になっている漢字でもあるので、

その地元の方であれば読めるかも。

 

さて、読めたでしょうか?

ちなみに「たくしょく」ではないですよ!

 

「柘植」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「つげ

です!

 

「柘植」とは、

「主に西日本の暖かい地域に分布しているツゲ科の常緑植物」です。

 

日本の固有種で、西日本では垣根や庭木などに使われます。

椿のようなツヤツヤとした葉っぱが特徴的です。

 

また、ヒントの部分で書いたように、

伝統工芸品の材料としても多く活用されています。

 

特に有名なのが「つげ櫛」!

丈夫で梳かすとツヤが出るので人気が高く、

相撲や歌舞伎・古典芸能で結い髪にするときには、必ずつげ櫛を使うそうですよ!

 

ほかにも将棋の駒として使われることもあるそうです。

このことからも、材木の丈夫さがわかりますよね。

 

 

日本の伝統芸能には欠かせない素材「柘植」。

教養の一つとして、スマートに読めるようになりたいですね!

3つ目の漢字は「雲脂」です!

「雲脂」の読み方をご存じでしょうか?

パッと見た雰囲気で「うに」なんて読むとかなり恥ずかしいですよ。

うには「雲丹」と書きますからね。

ちなみに「うんし」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。

それでは「雲脂」の正しい読み方、あなたにはわかりますか?

「雲脂」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
  2. 頭皮の角質が剥がれ落ちたものです
  3. 「雲脂を防ぐシャンプー」が人気になったことも

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「雲脂」の読み方!正解は!?

正解は「フケ」です!

「雲脂」と書くと、雲の種類や天候に関係がある言葉かと思ってしまいますね。

ちなみに「頭垢」と書いても「フケ」と読むことができるので、こちらの方が読み方をイメージしやすいかも知れません。

肩の上にパラパラとフケが落ちていたら、どんな美人やイケメンも台無し。

髪は清潔に保ちたいものです。

とはいえ、シャンプーのし過ぎもフケの原因になるそうなので、髪の手入れは難しいですね。

4つ目の漢字は「古」です!

「古」の読み方をご存じでしょうか?

今回は「こ」や「ふる」ではない読み方を正解とします。

「それ以外の読み方ってあった?」と思われる方も多いかもしれませんが、意外と耳にする言葉ですよ。

さて、あなたには正解がわかりますか?

「古」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 意味は、過ぎ去った遠い昔のこと
  3. 「京都は古の都の様子をとどめている」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「古」の読み方!正解は!?

正解は「いにしえ」です!

日常会話で使うことはあまりありませんが、テレビの旅番組や小説などではよく使われる言葉ですね。

「古(いにしえ)」とは、はるか遠くに過ぎ去った過去のことをいいます。

以下は「いにしえ」を使った例文です。

  • 古い街並みを歩きながら、いにしえに思いを馳せる
  • いにしえより受け継がれてきた伝統を守る
  • いにしえの都には多くの観光客が訪れる

「いにしえ」の類語としては、「昔」「往日(おうじつ)」「こし方」などがあります。

5つ目の漢字は「追浜」です!

「追浜」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(おいはま)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「追浜」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。

とある地域の地名です。

浜ということから海あり県ですね。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「追浜」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「お」です。

ずばり神奈川県横須賀市の地名です!

ちっちゃい「つ」が入る、 声に出して読みたい地名ですね。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「追浜」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「おっぱま」

です!

横須賀市の北部に位置し、京浜急行の駅もあるベッドタウン「追浜(おっぱま)」です。

源頼家が追っ手に追われた浜、というのが地名の由来だそうです。

沿岸部には夏島貝塚があり、縄文時代の初期の遺跡だそうで、とても古い時代から 人が住んでいた歴史のある土地になります。

読み方がとても特徴的ですよね。

私は電車だったのかバスだったのか、そして いつだったのかも覚えてないのですが、ひらがなで書かれた「おっぱ○」の文字が 目に入った時に

えっ!?おっぱ!??

と大変驚いたというとてもしょうもない記憶があります。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!