漢字読み講座

【今日の難読漢字】「奇天烈」「誑し」「長尾驢」「薫陶」「羹」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「奇天烈」

「誑し」

「長尾驢」

「薫陶」

「羹」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「奇天烈」です!

奇天烈」と書いて、なんと読むか分かりますか?

よく聞く言葉ですが、大抵がカタカナで書いています。

昔、そんな名前のアニメがあり、次々と発明する男の子の事を尊敬していたものです。

でも猫型ロボットの事ではありません。

さて、「奇天烈」と書いてなんと読むでしょうか?

「奇天烈」読み方のヒントは?

アート作品などには「奇天烈」すぎて、凡人には意味が分からない作品が沢山あります。

何事も発想が豊かでないとダメなのかもしれませんね。

時代は変わり、はじめは奇天烈と思った物でも、日常に溶け込んでいるものもあります。

身近でもスマホやセグウェイ、スマートホーム、自動運転など信じられないスピードで進化しています。

「奇天烈」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

昔やっていたアニメは「〇〇〇〇大百科」です。

さて、もうわかりましたか?

「奇天烈」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「きてれつ」

です!

 

アニメは「キテレツ大百科」です!

今見てもなかなかに斬新ですよ。

ぜひ、覚えておきましょう。

2つ目の漢字は「誑し」です!

誑し」と書いて、なんと読むか分かりますか?

「言」に「狂う」で「誑し」なのでイメージ通りの漢字です。

誑かす(たぶらかす)と読みますが、「誑し」は(たぶらかし)ではありません。

最近では「誑し・誑かす」というよりは「同情」とか「洗脳」などで詐欺のような犯罪も増えています。

騙した方が悪いのか?騙された方が悪いのか?と言えば、騙した方が悪いです。

騙されないぞと思っていても、つい騙されてしまうので少しでも疑問を感じたらすぐ人に相談するのがいいでしょう。

さて、「誑し」と書いてなんと読むでしょうか?

「誑し」読み方のヒントは?

「誑し」の意味は、だますこと。あざむくこと。また、その人。となっています。

甘い言葉で誑し込む」「女誑し」「男誑し」「人誑し」など使われることは沢山あります。

誑し込んでいるうちに相手が何でも言う事を聞いてくれるようになるので、詐欺とは紙一重なのかも知れません。

そもそも人を「誑し込む」のはあまり褒められた行為ではありません。

「誑し」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇し」です!

さあ、もうわかりましたか?

「誑し」読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「たらし」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「長尾驢」です!

「長尾驢」を何と読みますか?

キライだ!という方は少ないと思います。

キッズには大人気ですよ!

「長尾驢」の読み方のヒントは?

1.長尾驢」の読み仮名は「〇△〇△ー」です。

2.中国語では「大袋鼠」と書きます。

3.『蜥蜴類は長尾驢のごとく、』南方熊楠「十二支考」より引用

正解は…

正解は「カンガルー」でした!

2つ目のヒントで分かったかもしれませんね。

お腹の袋に赤ちゃんを入れて、ピョンピョン跳ねる姿が可愛らしい草食動物です。

生息地はオーストラリアやニューギニア諸島、そして日本の動物園でも人気があります。

草食動物にもかかわらず筋肉質なのは、草からアミノ酸を合成する腸内細菌を持っているからなのだそう。

草原のイメージが強いですが、実は泳ぎも得意です。

「長尾驢」の「長尾」は文字通り長い尻尾のこと、「驢」は「驢馬(ロバ)」に似た顔をしているからです。

「長尾驢」のボクシング

「長尾驢」の生態で特徴的なのが「ボクシング」!

オスの「長尾驢」たちは繁殖期や縄張り争いで激しいボクシングをします。

ただ、実際にはお互いの両肩を持ってキックの応酬を交わしているだけで、一見ボクシングに見えるけれどキックボクシングやムエタイの方が近いのです。

4つ目の漢字は「薫陶」です!

「薫陶」の読み方をご存じでしょうか?

「薫(かおる)」+「陶(とう)」で、「かおるとう」と読むのは間違いです。

日常であまり使う言葉ではありませんが、聞いたことはあるかもしれません。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「薫陶」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
  2. すぐれた人徳によって他人を感化して教育するという意味。
  3. 「先生からは多大な薫陶をたまわりました」のように使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「薫陶」の読み方!正解は!?

正解は「くんとう」です!

「薫(かおる)」という字を「くん」と読む言葉には「薫製(くんせい)」「薫煙(くんえん)」「薫香(くんか)」など色々あるので、すぐに正解がわかった方も多いのでは。

薫陶とは、優れた人徳や品格を持つ人物から感化されて、良い方向へ導かれていくことです。

そもそもは、香を焚いてよい香りをしみ込ませた土を使って陶器を作るという意味の言葉でしたが、それが転じて、人に良い影響を与えるという意味で使われるようになりました。

5つ目の漢字は「羹」です!

「羹」の読み方をご存じでしょうか?

「羊」と「美」を重ねたような、画数の多い漢字ですね。

日本のスイーツである「羊羹(ようかん)」にはこの字が使われますが、「羹」の一文字ではようかんとは読めません。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「羹」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 野菜や鳥の肉などを入れた熱い吸物のことです
  3. 羹に懲りてなますを吹く

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「羹」の読み方!正解は!?

正解は「あつもの」です!

「羹(あつもの)」とは、ヒントで紹介したように、野菜や鳥の肉を入れた熱い吸物のこと。

ではなぜ、「ようかん」はスイーツなのに「羊羹」と書くのでしょうか?

その理由は、羊の肉を使ったスープである「羊羹」が中国から日本に伝わったときに、肉食を禁じられていた禅僧が肉の代わりに小豆や寒天を使ったからだそうです。

ヒントの3番目の「羹に懲りてなますを吹く」とは、熱い吸物に懲りた人が冷たいなますまで、吹いてから食べるという意味。

転じて、一度失敗したことに懲りて必要以上に用心する人のことをたとえたことわざです。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!