今日の難読漢字は
「揣摩憶測」
「有象無象」
「雪花菜汁」
です!
あなたは正しく読めますか?
目次
最初の難読漢字は「揣摩憶測」!
「揣摩臆測」は、「ずいまおくそく」と読んだ方が多いのでは?
残念ながらそれでは不正解です。
ただし後半は正解!
問題となるのが「揣」の文字です。
さて、あなたは何と読みましたか?
「揣摩憶測」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しまおくそく」
です!
「揣摩臆測」は、
「根拠なく自分で色々憶測してしまうこと」という意味の言葉です!
「揣摩(しま)」は「あれこれ推し計る」と言う意味。
実は「憶測」と同じ意味の言葉なんです。
四字熟語において同じ意味の言葉を2つ並べて、
意味を強めるというのは、よくあるパターン!
「冷静沈着」などがそうですね。
「揣摩憶測」も「推測する」と言う意味を重ねていますが、
どちらかと言うと「邪推する」という意味合いに近い言葉。
ポジティブな文脈で使われることは少ないので、
使い方には注意しましょう。
また「瑞宝」などの印象が強く、「揣」も「ズイ」と読んでしまいがちです。
「揣」の音読は「シ」なので、こちらも注意しましょう!
次の難読漢字は「有象無象」!
「有象無象」は、「象」の読み方が重要!
「現象」「印象」などのイメージが強いので、
「ゆうしょうむしょう」と読んでしまった方もいるのでは?
実は「象」は「しょう」と読みません!
さて、あなたは何と読みましたか?
「有象無象」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「うぞうむぞう」
です!
「有象無象」は、
「雑多でくだらない人やもの」という意味の言葉です!
あまりいい意味では使われないので注意しましょう。
「象」は「かたち」という意味。
「有形無形」のものすべてという意味もあります。
この世にある形のあるものないものすべてのという意味から、
数ばかり多いけれど、取るに足らないことをたとえた言葉に転じています。
「有象無象」はもともと、仏教にまつわる言葉です。
実はそもそも「有相無相」(うそうむそう)という言葉であったため、
「有象無象」の「象」も「しょう」ではなく「ぞう」と読むのだと考えられます。
読めてしまえばカンタンな「有象無象」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「雪花菜汁」!
「雪花菜汁」は、一見すると四字熟語の一種のように見えます。
実はこれ、とあるメニューのこと!
「汁」の文字があるように、汁物なんです!
さて、あなたは何と読みましたか?
「雪花菜汁」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「からじる」
です!
「雪花菜汁」は、
「おからを入れたみそ汁」のこと!
「おから汁」が「雪花菜汁」と表記されているんです!
まだ今ほど食べものが豊富ではなかった時代、
おからを美味しく食べるために作られたのが「雪花菜汁」。
なんでも二日酔いに効果があるとされていたのだとか。
現代では、美容やダイエットのためにおからを食べる人が多くいます。
「おからパウダー」といったお手軽な商品も販売されていて、
「雪花菜汁」も、味噌汁におからパウダーを入れるだけで完成しますよ!
酒粕汁のような味わいのヘルシーフードです。
感じ一つひとつはカンタンなので、覚えれば読みやすい「雪花菜汁」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!