今日の難読漢字は、
「貝多芬」
「瓦格納」
「愛迪生」
の3問です。
どれも世界の偉人の名前で難易度MAXの問題ですよ!
目次
難読漢字1問目は、「貝多芬」
「貝多芬」という漢字を見て、皆さんは何を思い浮かべますか?
「貝」が付くから、料理の名前?
見当もつきませんよね。
かなり難易度が高いので、迷わず読める人は正真正銘の漢字マスターと言えます!
読めない人も、早速読み方を探っていきましょう。
「貝多芬」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「貝多芬」は、世界的に有名な人物の名前です。
どんな人物なのかをヒントにお話しします。
「貝多芬」は、1770年にドイツのボンに生まれました。
宮廷歌手の父親にピアノを習い、何と7歳でピアノ協奏曲を演奏。
1872年にこの世を去るまでの間、多くの曲を残した大作曲家です。
何と30代で聴力を失ったにもかかわらず、です。
日本では「楽聖」と称されます。
さまざまな名曲を残した「貝多芬」ですが、日本で最も有名なのは交響曲第5番ハ長調『運命』です!
もう、分かりましたよね?
「貝多芬」の読み方の答えは・・・
正解は、「ベートーベン」でした!
「貝(かい)」「多(た・おおい)」「芬(ふん・こうばしい・かおる)」で「ベートーベン」とは、当て字でも読めませんよね。
これは、中国から伝わった「宛字外来語」なんです。
「ベートーベン」に最も近い響きの漢字を当てて「貝多芬(Bei guo fen)」という漢字になったわけです。
難読漢字第2問は、「瓦格納」
「瓦格納」って、何だか瓦葺きの格納庫?のような漢字ですよね。
だから「かわらかくのう」って読むので正解!
・・・ではないんです。
ある世界的に有名な偉人の名前なんです!
絶対に聞いたことのある名前ですよ。
さっそく見ていきましょう。
「瓦格納」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「瓦格納」がどんな人物だったかをヒントにしますね。
「瓦格納」は、19世紀ドイツの作曲家です。
ロマン派オペラの頂点であり、楽劇の創始者でもある偉大な人物。
「歌劇王」と称されます。
『タンホイザー』や『ローエングリン』はオペラの代表作です。
もう、分かりましたか?
「瓦格納」の読み方の答えは・・・
正解は、「ワグナー」でした!
「瓦格納」で「ワグナー」と読むなんて、不思議ですよね?
当て字でもないし・・・
実はこれ、中国から伝わった「宛字外来語」なんです。
中国に外来語が伝わった時に、中国では外来語も全て漢字をあてるためにこのような漢字になったのです。
それが日本に伝わったのですが・・・日本では意味不明な漢字ですよね。
この宛字外来語、「宛字外来語辞典」という辞典もあるので一度読んでみたいものですね。
難読漢字最終問題は、「愛迪生」
「愛迪生」・・・「油を愛して生きる」?
もうしかして石油王?
残念ながら、違います。
「愛」と「生」の間にある漢字は油ではなく「迪」ですもんね。
全く見たことがないという人が大半であろう「愛迪生」、難易度MAXのこの漢字の読み方をさっそく見ていきましょう!
「愛迪生」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「迪」は「油(あぶら)」ではなく、「みちびく・みち・道徳」などという意味を持つ漢字なんです。
ただし、「愛迪生」は、漢字の読み方や意味は全く関係ないんです・・・
普段はカタカナ表記する世界的な偉人の名前を表す漢字です!
「愛迪生」は、その生涯で何と1300もの発明をし、数多くの特許を取得したことで知られる発明家です。
特に有名なのが、「白熱電球」や「蓄音機」です。
これで分かりましたよね?
「愛迪生」の読み方の答えは・・・
正解は、「エジソン」でした!
世界的な発明家と言えば、エジソンですよね。
なぜこの漢字なのかというと、中国に伝わった外来語に音読で漢字を当てた「宛字外来語」なので、日本に伝わった時にはまったく意味不明な漢字の当て字になっているものなんです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!