今回の難読漢字は「猜疑心」「減り張り」「訥弁」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「猜疑心」
「猜疑心」の読み方をご存じでしょうか?
青に似た字が使われていますが「せいぎしん」と読むのは間違いですよ。
「猜」という字は滅多に使われないので、知らないと読めないかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「猜疑心」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- 人の言動を疑って妬むこと。
- 猜疑心を持って人を見るのは良くない。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「猜疑心」の読み方!正解は?
正解は「さいぎしん」です!
「猜」という漢字には「妬む」という意味があるため、「疑」という漢字と合わさることで「疑い妬む」という意味になるのです。
たとえば、会社の同僚が上司に旅行のお土産を渡すのを見て「自分だけよく見られたいと思っているに違いない…」などと勘繰って妬むような気持ちを猜疑心と呼びます。
猜疑心の強い人は付き合いづらいので、結果的に周りを自分から遠ざけてしまい、悪循環におちいり勝ち。
猜疑心は捨てて、素直な気持ちで人と接することができると良いですね。
2問目はこの漢字!「減り張り」
「減り張り」
これ、何と読むかわかりますか?
勘でも読めてしまいそうなこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「減り張り」読み方のヒント!
「減り張り」は、とっても一般的な言葉です!
「仕事とプライベートに減り張りをつける」
なんて言葉はよく聞きますよ。
普段はカタカナで書かれることが多いのですが…
さて、読めたでしょうか?
ちなみに「へりはり」ではありませんよー!
「減り張り」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「メリハリ」
です!
「減り張り」は、
「ゆるむことと張ること」を表す言葉です。
もともとは演劇などで、音声の抑揚をつけることを指した言葉です。
現在は「物事の強弱をはっきりさせる」という意味で使われることが多いですね。
先にも出した、
「仕事とプライベートに減り張りをつける」
などは、聞いたり言ったりしている言葉だと思います。
「減り張りのついた生活」と聞くと、
仕事もプライベートも充実し、何事もテキパキとこなす!
という姿が想像できますね。
普段の生活でも使うことが多い「減り張り」。
カタカナで書かれることが多いため、漢字は知らなかった!という方も多いのでは?
これを機にしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「訥弁」
「訥弁」の読み方をご存じでしょうか?
「訥」の字が「納」に似ているため「のうべん」と読みそうになりますが、もちろん間違いです。
しかし「訥」という字は見たこともない方が多いかも…
漢字検定1級レベルの難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「訥弁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- つかえながら話すことをいいます
- 「彼は訥弁だけど有能な人材だよ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「訥弁」の読み方!正解は!?
正解は「とつべん」です!
「訥弁(とつべん)」とは「つかえながら話す」「話し方がなめらかではない」またはそんなさまを指していう言葉。
類語としては、「口下手」「口重」「話下手」などがあります。
「訥」という字には「どもる」や「口ごもる」「口べた」といった意味があるので、「弁」と合わさって「つかえながら話す」という意味の熟語になるのですね。