今回は「干犯」「木兎」「驢」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「干犯」
「干犯」の読み方をご存じでしょうか?
「干す+犯」で「ほはん」と読むのはもちろん間違いです。
読み方も以外ですが、意味もちょっと意外ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「干犯」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 他に干渉して権利をおかすことを言います
- 「統帥権干犯問題」とは1930年に起きた天皇の権利についての問題です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「干犯」の読み方!正解は!?
正解は「かんぱん」です!
「干犯(かんぱん)」とは、ヒントでも示したように「他に干渉して権利をおかすこと」。
干犯という言葉をネットで調べると「統帥権干犯問題(とうすいけんかんぱんもんだい)」という言葉が出てくるでしょう。
歴史に詳しい方でないと、知らない言葉ですね。
簡単に言うと「1930年に、海軍軍令部の承認を受けずに兵役量を決定することは天皇の統帥権を犯すものだ」として問題になったことを指す言葉です。
「干犯(かんぱん)」は日常的に使われる言葉ではないので、かなりの難問でした。
この機会に覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「木兎」
「木兎」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読めば「きうさぎ」ですが、もちろん間違いです。
兎の種類なのでしょうか?それとも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「木兎」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 動物の名前です。
- 頭に耳のような形の羽毛があります。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「木兎」の読み方!正解は!?
正解は「ミミズク」です!
動物園やふくろうカフェなどでも人気の鳥なので、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
「木兎(ミミズク)」はフクロウ科の鳥で、頭に兎の耳のような羽毛が立っているのが特徴。
また「ズク」とは日本の古い言葉で「ふくろう」のことです。
「ミミズク」という名前は「兎のような耳を持つふくろう」という意味なのですね。
さらにミミズクは木に棲んでいるため「木に棲む兎」という意味で「木兎」という字が当てられたと考えられています。
最後はこの漢字!「驢」
「驢」の読み方をご存じでしょうか?
「ロバ」と読むこともできますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
これは知らないとまず読めないでしょう。
ヒントなしで正解できた方はかなりの漢字通か、動物マニアかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「驢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- ロバのもう一つの呼び方は?
- ロバは耳が長いですよね…
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「驢」の読み方!正解は!?
正解は「うさぎうま」です!
「驢(うさぎうま)」とはロバの別名で、兎のように長い耳を持つことからこのように呼ばれることがあります。
また「兎馬(うさぎうま)」と書く場合もありますよ。
ちなみに、ロバは一般には「驢馬」と書きますが、冒頭でお話ししたように「驢」の一文字でも「ロバ」と読むことができます。
余談ですが、三国志に登場する「赤兎馬(せきとば)」という馬は「赤いロバ」ではなく、「兎のようにすばしっこい毛の赤い馬」という意味です。