漢字読み講座

【難読漢字】「優渥」の読み方は?「ゆうあつ」ではありません!

「優渥」の読み方をご存じですか?

「渥」は「渥美(あつみ)半島」という地名があるので「ゆうあつ」と読みたくなりますが、そうではありません。

それでは、何と読むのでしょうか?

「優渥」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ゆ○○○」の4文字
  2. どちらの字も音読みです
  3. 「渥」は「握」と同じ音読みです

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「優渥」の読み方、正解は・・・


正解は

「ゆうあく」

です!

「手厚いこと」「めぐみ深いこと」という意味があります。特に「神」「帝」など、上位の存在から手厚く扱われること、という意味合いが強いです。

元の意味は「水が足りる」

「渥」という漢字には「うるおう」という意味があり、「優渥」は元々「水が足りる」という意味でした。そこから転じて「神仏や君主が、恵みや情けを与えて人々をうるおすこと(恩沢)」という意味を持つようになり、そこから更に「天のめぐみ(天恩)」という意味に転じていったと言われています。

「水」は古代から重要な意味を持っており、世界中に雨をつかさどる神が存在しています。水が足りるということは、天(神)の恵みであり、とてもありがたいことだったのだろうと想像できますね。

字からはあまりイメージできない「優渥」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。