今日の難解漢字は
「率先垂範」
「定石」
「偏狭」
「劫かす」
「売僧」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「率先垂範」です!
- 2 「率先垂範」読み方のヒントは?
- 3 「率先垂範」読み方のもうひとつのヒントは?
- 4 「率先垂範」の読み方、正解は・・・
- 5 2つ目の漢字は「定石」です!
- 6 「定石」の読み方のヒントはこちら
- 7 「定石」の読み方!正解は!?
- 8 3つ目の漢字は「偏狭」です!
- 9 「偏狭」読み方のヒントは?
- 10 「偏狭」読み方のもうひとつのヒントは?
- 11 「偏狭」の読み方、正解は・・・
- 12 4つ目の漢字は「劫かす」です!
- 13 「劫かす」読み方のヒントは?
- 14 「劫かす」読み方のもうひとつのヒントは?
- 15 「劫かす」の読み方、正解は・・・
- 16 5つ目の漢字は「売僧」です!
- 17 「売僧」の読み方のヒントは?
- 18 「売僧」の読み方、正解は……
- 19 まとめ
1つ目の漢字は「率先垂範」です!
「率先垂範」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ぶっちゃけ「率先」は読めると思います。
率先は(そっせん)です。
でも「垂範」はどうでしょうか?
間違えがちな(しはん)は「師範」と書きますよ!
垂れる範と書いてなんと読むのか、ちょっと思いつかないと言う人も多いかも。
さて、「率先垂範」と書いて、なんと読むでしょうか?
「率先垂範」読み方のヒントは?
「率先垂範」は先頭に立つ人は模範を示すという意味です。
なので、しっかりした人が先頭に来て、見本を見せることで後ろのみんなが真似をすることです。
運動会などでは、先頭の人がポイントになってくるので先生もしっかりと位置を教えたり、ダンスの順番を教えたりしていました。
先頭が間違うと、後ろもつられて間違ってしまいますからね。
会社では上司が口ばっかりで良い見本を示さないので嫌われる、なんて定番じゃないでしょうか。
「率先垂範」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「そっせん〇〇〇〇」です。
垂直と模範はなんと読みますか?
さて、もうわかりましたか?
「率先垂範」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「そっせんすいはん」
です!
率先垂範の意味は、山本五十六さんの「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず」が有名です。
上司に文句を言う時は「率先垂範していない」と指摘するのがスマートかも。
ぜひ、参考にしてみてください。
2つ目の漢字は「定石」です!
「定石」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に「ていせき」と読んでしまうと、ちょっと恥ずかしいかも知れません。
それでは何と読むのか…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「定石」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 昔から決まっている最善の方法のこと
- 「定石通りに事を運べばうまくいくよ」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「定石」の読み方!正解は!?
正解は「じょうせき」です!
意味はヒントでも紹介した通り「昔から決まっている最善の方法や定番のやり方」。
ビジネスなどでよく使われますが、そもそもは囲碁用語から生まれた言葉です。
囲碁の世界では「双方に最善の打ち方」という意味で、昔から培われてきた手法ということ。
双方が定石に従って打ち進めば、互角になるというわけですね。
定石という言葉は囲碁から始まって、オセロや将棋などでも使われるようになり、その後一般的にも用いられるようになりました。
3つ目の漢字は「偏狭」です!
「偏狭」と書いて、なんと読むか分かりますか?
偏屈な、狭い、というイメージで合っています。
でも偏屈(へんくつ)というよりは、小さい、狭い、窮屈な・・・という意味合いです。
さて、「偏狭」と書いてなんと読むでしょうか?
「偏狭」読み方のヒントは?
「偏狭」とは、自分だけの狭い考えにとらわれること。度量の小さいことを言います。
「偏狭な性格」というのは、いわゆる頭の固い人や融通の利かない人、心の狭い人、せこい人など。
「これしかない」と思い込んでいて、他の意見を聞き入れないような人もそうですね。
マイルールの強い人は何かと面倒くさいです。
男性なら「頑固おやじ」「偏屈おやじ」ですが、女性なら「偏狭な人」でしょう。
差別や偏見が激しいのも偏狭ですね。
また、土地などがせまいことも「偏狭」といいます。
土地がせまいの定義はないものの、家も建てられず駐車場にも向いてない狭いような土地の事を偏狭な土地といいます。
「偏狭」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「偏狭」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「へんきょう」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「劫かす」です!
「劫かす」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漢字クイズはいつも脈絡もなしに漢字が出てくるので、答えにくい所がありますよね。
「劫かす」もそんな漢字のひとつではないでしょうか?
間違えやすいのは(おどかす)で、こちらは「脅かす」と書きます。
さて、「劫かす」と書いてなんと読むでしょうか?
「劫かす」読み方のヒントは?
「劫かす」は、前や後ろに文がくればとたんに解る漢字でもあります。
「生活を劫かす値上げラッシュ」
など、無限ともいえるほどの長い時間の単位で、目の前のタンコブのような圧迫感で迫って来る事を劫かすといいます。
他にも、脅して奪うことや、おびやかして奪い取ることも「劫かす」といい、
「学生時代の生活を劫かす不良の存在」
なんてのもそうですかね。
なんとも不快な存在です。
「劫かす」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇かす」です。
さて、もうわかりましたか?
「劫かす」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おびやかす」
です!
「脅かす」と書いても正解ですが、(おどかす)と読んでしまうので「劫かす」と書く方がスマートかも。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「売僧」です!
「売僧」って何て読むか分かりますか?
(うりそう)ではありません。
(ばいそう)でもありません。
ひらがな3文字で表してください。
”○○○”
「僧」を「売」るとはどういう意味があるのでしょうか?
一見、関係が無いように思えますが……
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「売僧」の読み方のヒントは?
「売僧」は、僧侶の身でありながら、物品の販売などをする堕落した僧侶のことを言います。
もちろん、僧侶ですからそんなことをしたら批判されます。
悪徳僧、えせ坊主という意味です。
ここから転じて、嘘つきや人をだます者にも使われるようになりました。
何と読むか分かりましたか?
「売僧」の読み方、正解は……
正解は……
「まいす」
です!
茶人として有名な千利休が豊臣秀吉に切腹を命じられた理由の一つに、茶道具を高値で売りつける売僧に成り果ててしまったから、というものがあります。
利休が目利きした茶道具は、価値があり、必然的に高値がついていた可能性もありますので、売僧だったとは言い切れません。
現在は、利休は切腹せずに九州で生きながらえていたという新説もあります。
利休が残した、わび・さびの文化を大切にしたいものですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!