今回は「女丈夫」「鴾」「祁寒」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「女丈夫」
「女丈夫」の読み方をご存じでしょうか?
「おんな」+「じょうぶ」で「おんなじょうぶ」と読むのは間違いですよ。
現代ではあまり耳にしない言葉ですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「女丈夫」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 気が強くてしっかりとした女性のこと
- 彼女はなかなかの女丈夫だ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「女丈夫」の読み方!正解は!?
正解は「じょじょうふ」または「じょじょうぶ」です。
「女丈夫」とは、気が強くてしっかりした女性、男勝りな女性のことで、下のように使います。
- 彼女のような女丈夫にはとても敵わないよ
- 会社を倒産の危機から救った、まさに女丈夫だ
同じような意味を持つ言葉に「女傑」があり、どちらも女性としては格別強くて、しっかりしているといった意味を持ちます。
また、類語としては「女傑」の他に、「気丈夫」「心丈夫」「大丈夫」「したたか者」「しっかり者」などがありますが、女傑以外の言葉は女性に限定したものではありません。
2問目はこの漢字!「鴾」
難読漢字クイズです!
今回の問題は「鴾」
さて、あなたは何と読みますか?
「鴾」の読み方のヒントは?
1.「鴾」をひらがなにすると2文字になります。
2.学名は「Nipponia nippon」です。
3.『鴾いろの花をつけてゐる』宮沢賢治「春と修羅」より引用
正解は…
正解は「トキ」でした!
「鴇」や「朱鷺」と書いても正解です。
また、日本書紀には「桃花鳥」と記されていますよ!
「鴾」の音読みは「ボウ」「ム」、訓読みは「とき」「つき」。
日本の国鳥はキジですが、鴾にも日本を代表するようなイメージがありますね。
赤い顔には羽毛が生えていないのが特徴です。
しかし、残念ながら日本古来のトキはすでに絶滅してしまいました…。
現在は中国由来の子孫を人工繁殖させた鴾が佐渡島で放鳥されています。
「鴾」は肉食
トキは肉食なので、基本的に植物は食べません。
カエル、ドジョウ、タニシ、昆虫、なんと馬肉も食べます!
鴾はクリームがかったほんのり薄紅色の翼が美しい鳥ですが、あの色はカニ、ザリガニなどの甲殻類から「カロテノイド」という色素を取り込んでいるからなのだそう。
また、鴾の肉は独特の生臭みがあるため、昔の日本人は滋養強壮や薬として、鍋にして食べていたといいます。
最後はこの漢字!「祁寒」
「祁寒」と書いて、なんと読むか分かりますか?
寒さを表す言葉で合っています!
暑さも、炎暑(えんしょ)、激暑(げきしょ)、酷暑(こくしょ)、極暑(ごくしょ)、溽暑(じょくしょ)、猛暑(もうしょ)など、いい方は沢山ありますが、寒さにももちろん沢山いい方があります!
寒威(かんい)・寒気(かんき)・寒熱(かんねつ)・寒波(かんぱ)・寒冷(かんれい)・厳寒(げんかん)・酷寒(こっかん)・極寒(ごっかん)・寒気(さむけ)・峭寒(しょうかん)・暑寒(しょかん)・大寒(だいかん)・小寒(しょうかん)などなど。
その中のひとつが「祁寒」です!
さて、「祁寒」と書いてなんと読むでしょうか?
「祁寒」読み方のヒントは?
「祁寒」は、きびしい寒さという意味です。
厳寒(げんかん)、 酷寒(こっかん)と同じくらいの寒さといわれています。
一番寒い時には極寒(ごっかん)というのでしょうね・・・。
ちなみに極寒の意味は、きわめて寒いことです。
そして「祁」の意味は、大きい様子や盛んな様子表す漢字です。
「祁寒」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「祁寒」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きかん」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。