「嵐気」の読み方をご存じですか?
「嵐」というと大雨や暴風などがイメージされる「あらし」ですが「あらしげ」とは読みません。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「嵐気」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○き」の3文字
- 音読みです
- 漢詩で使われる表現です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「嵐気」の読み方、正解は・・・
正解は
「らんき」
です!
「山のしめりけを含んだ空気」や「山中に立つもや」という意味になります。
「嵐」の持つ意味
普段使っている「嵐」という言葉の意味から「山の空気」や「もや」はあまり想像がつきません。
「嵐」という漢字は文字通り「山から吹き下ろす風」をあらわしているのですが、日本だと山から吹き下ろす風の多くは「○○おろし」と呼ばれる冷たく激しいものです。そこから暴風雨の意味ができたと言われており、実は日本独自の意味であると言われています。
よく考えてみると「嵐」を使った言葉には「青嵐(青葉の上を吹きわたる風)」「翠嵐(山は緑で、吹く風は香しく麗しい)」のように暴風雨とは結び付かない意味の熟語があります。「嵐気」もその仲間で、山の空気をあらわす言葉ということですね。
山に行く機会があったら「嵐」の意外な意味と一緒に「嵐気」という言葉と読み方を思い出してくださいね。