今回のお題は「莫臥児」「汲む」「高尚」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「莫臥児」
今回の難読漢字クイズは…
「莫臥児」です!
みなさん見たことや触ったことがあるはず。
「莫臥児」の読み方のヒントは?
1.イベントの飾り物としては大定番です。
2.洋服の襟元に「莫臥児」をあしらうとクラシックな装いに。
3.莫臥児織りは日本の名物裂として有名です。
正解は…
正解は「モール」でした!
「莫臥爾」と書いても正解です。
他に回々織、毛宇留、毛織などがありますが、すべて当て字なので漢字に意味はありません。
「莫臥児」の由来はインドの旧ムガル帝国特産の金銀を織り込んだ紋様織物。
この織物は「ムガル」と呼ばれ、ポルトガル語の「モグール」と訛り、日本で「莫臥児(モール)」に変化しました。
日本に伝わったのは戦国時代から桃山時代にかけての南蛮貿易とされています。
現代では金銀の糸で刺繍をした襟や腕章の飾り模様、キラキラしたアルミ箔を組み合わせた細長い飾り、針金にカラフルな糸などを巻いた飾り、全て「莫臥児(モール)」と呼びます。
一般的には名物裂の織物「莫臥児」より、クリスマスツリーの「モール飾り」の方がなじみ深いかもしれませんね。
一説によるとツリーのモール飾りは、ヘロデ王の追跡から赤ん坊だったイエスを守った蜘蛛の巣にちなんでいるそうですよ。
2問目はこの漢字!「汲む」
「汲む」と書いて、なんと読むか分かりますか?
大人になると「汲む」の読み方を忘れてしまいますが、絶対に習っているし、よく使うし、よく聞く言葉だと思います。
そして「汲む」事ができる人は、人としてとても素敵です…!
さて、「汲む」と書いてなんと読むでしょうか?
「汲む」読み方のヒントは?
「汲む」には色々な意味があり、ざっくり言えばひとつは液体を汲むこと。
「水を汲む」なんていいませんか?
ちなみにお酒は「酌む」と書き、お酒以外が「汲む」と書きます。
そして、もうひとつは気持ちを汲むことです。
誰かの気持ちを汲んで、先回りするなんてことは人の気持ちを「察する」ことができないとできません。
本当の事を言ってしまうと相手が傷ついてしまう場合に黙っておく事や、
相手が大切にしているものを、同じように大切に扱うなんてのは気持ちを汲んでいるからです。
しかし自分で気が付いて人の気持ちを汲むのはOKですが、押し付けるのはNGです。
「汲む」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇む」です。
さて、もうわかりましたか?
「汲む」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くむ」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「高尚」
「高尚」と書いて、なんと読むか分かりますか?
もちろん(たかなお)ではありません。
高尚な人というのは人が決めるので、自分で「私は高尚だから」というのは間違っています。
そもそも自分で「高尚」と言う人は「高尚な人」ではありません。
さて、「高尚」と書いてなんと読むでしょうか?
「高尚」読み方のヒントは?
「高尚」とは、学問・技芸・言行の知識が高く上品・立派な事をいいます。
反対の言葉でいうと「低俗」とか「卑俗」「下劣」ですね。
なんとなく知的で気品あふれる感じの人いますか?
そのイメージで合っています!
高尚なイメージの人になりたければ、クラシックや古典芸能などの教養を高めるといいのかも。
クラシックのイントロで、誰のどの曲か当てられるようになればちょっとカッコイイですね。
まあでもそれだけではないので、結局無理しないのが一番ですよ!
「高尚」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「高尚」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こうしょう」
です!
気高く立派な考えも「高尚」です。
ぜひ、覚えておきましょう。