今回は「既知」「泡糖」「鵯」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「既知」
「既知」と書いて、なんと読むか分かりますか?
既に知っているという意味で正解です!
でも、読み方はわかりますか?
「既知」読み方のヒントは?
「既知」は周知の事実、すでに知っている事、また知られている事という意味です。
分かりきっている、当たり前なんて意味もあります。
そして反対の言葉は「未知」となります。
「未知」はよく口に出して使うので知っていると思いますが、「既知」は「周知」として言い変えられることがよくあります。
しかし「既知」の読み方なんて、知っていて当たり前ですよね!?
「既知」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「既知」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きち」
です!
「既知の事実」なんてのは、すでに知られている事実という意味で、
一般的に知られている事を前提とした言葉です。
知らなかったでは済まされない事も多いので、ニュースはまめにチェックしましょう!
2問目はこの漢字!「泡糖」
「泡糖」の読み方をご存じですか?
ストレートに「あわとう」という読み方もありますが、他の読み方が使われることも多いです。
いったい何と読むのでしょうか?
「泡糖」の読み方のヒントはこちら
- 外国語を漢字であらわしています
- カタカナで書くと「カ○○○」の4文字
- 「カ○○焼き」とも呼ばれる駄菓子です
以上の2つのヒントから考えてみてください。
「泡糖」の読み方、正解は・・・
正解は
「カルメラ」
です!
ざらめ糖と水を煮詰めて泡立たせ、重曹を加えてふくらませ、固めた駄菓子のことです。
「カルメ焼き」とも呼ばれていて、祭りや縁日の屋台で実演販売されています。化学反応を利用しているため、理科の実験で作ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
語源はポルトガル語の「甘いもの」(caramelo)から来ています。室町時代末期に伝来した「南蛮菓子」と呼ばれるお菓子の一種です。金平糖などと同じく伝来して日本に定着し、漢字があてられたようです。
砂糖が泡立つので「泡糖」と表現されていますが、他にもカルメラを表現する漢字が江戸時代の書物「和漢三才図会(当時の百科事典のようなもの)」で紹介されています。興味のある方は、どういう漢字なのか調べてみると面白いですよ。
屋台でカルメ焼きを見た時「泡糖」のことも思い出してくださいね。
最後はこの漢字!「鵯」
「鵯」を何と読みますか?
鴨(かも)に似ていますが、ちょっと違いますね。
難読漢字にチャレンジ!
「鵯」の読み方のヒントは?
1.「鵯」をひらがなにすると4文字になります。
2.「鵯」は俳句で晩秋の季語です。
3.『鵯でも啼いたような、笛の音がしたんです』吉川英治「神州天馬侠」より引用
4.「鵯」をイタリア語にすると「aringa」、ドイツ語では「Hering」です。
正解は…
正解は「ひよどり」でした!
「鵯」は、スズメ目ヒヨドリ科属の鳥類です。
全長27.5cm前後でややほっそりとしており、日本・サハリン・台湾などに生息しています。
チャームポイントは頬に褐色の部分があるところ!
国内では樹木の多い公園や都市部で見かけることが多いでしょう。
人になつきやすいので平安時代は貴族のペットとして人気がありました。
俳句では晩秋の季語とされています。
『鵯もおどろき我もおどろきぬ 』 川端茅舍
「鵯」の音読みは「ヒ・ヒツ・ビチ」、訓読みは「ひよ」「ひよどり」、漢検1級19画の漢字。
「ひよどり」という可愛らしい名前の由来には諸説あり、ひとつは「ヒーヨ!ヒイーヨ!」という甲高い鳴き声からきているというもの。
もうひとつは古名「稗鳥(ひえどり)」が転じたという説です。