今回の難読漢字は「芋頭」「味蕾」「篩骨」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「芋頭」
「芋頭」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方は「いもあたま」と読んだかもしれませんが、残念ながら間違いです。
ただし「いも」は合っていますよ。
問題は「頭」の読み方になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「芋頭」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 子芋の中心にある親芋のこと
- お雑煮の具材にもなります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「芋頭」の読み方!正解は!?
正解は「いもがしら」です!
「芋頭(いもがしら)」とは、ヒントでも示したように子芋の中心にある大きな親芋のことをいいます。
また、茶道で使う茶入れや水差しも、形がよく似ていることから「芋頭(いもがしら)」と呼ばれますよ。
里芋には「八頭(やつがしら)」と呼ばれる品種もあり、こちらは親芋を中心として子芋が一体化して大きくなるそうです。
また、台湾では「芋頭」と書いて「ユートウ」と読み、タロイモのことをいいます。
2問目はこの漢字!「味蕾」
「味蕾」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「あじつぼみ」ですが、もちろん違います。
しかし、少し考えたら読み方は正解できるかも…
ぜひ意味も考えてみてくださいね。
「味蕾」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 人の五感のひとつに関係する言葉
- 舌の表面にある大切な機能です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「味蕾」の読み方!正解は!?
正解は「みらい」です!
冒頭でお話した間違った読み方である「あじつぼみ」は音読みですが、訓読みにすると「みらい」になるため、比較的やさしかったのではないでしょうか?
「味蕾(みらい)」とは、舌の表面にある味覚を感じ取るセンサーのことで、甘味・苦味・塩味・酸味などを感じとることができます。
赤ちゃんには約1万個の味蕾があるといわれますが、年齢を重ねるにつれて減少。
高齢者になると3,000個ほどになり、徐々に味覚を感じにくくなっていくそうです。
最後はこの漢字!「篩骨」
「篩骨」の読み方をご存じでしょうか?
「くしぼね」と読むのは間違いですよ。
「篩」は「櫛(くし)」に似ていますが、よく見ると違いますね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「篩骨」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 鼻腔の天井にある骨のこと
- 篩骨洞炎では眼の奥や両眼の間が痛みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「篩骨」の読み方!正解は!?
正解は「しこつ」です!
「篩骨(しこつ)」とは頭蓋骨のひとつで鼻腔の天井に位置し、左右の目の間の奥の方にある骨になります。
篩骨にある空洞は「篩骨洞」と呼ばれる鼻の周りに複数ある空洞のひとつ。
篩骨洞が炎症を起こす篩骨洞炎はレントゲンでは判断が難しくCTによる診断が必要です。
目の奥や両目の間が痛む、涙目になる、額に強い痛みを感じるなどの症状があったら篩骨洞炎を疑って耳鼻科を受診しましょう。
普段あまり意識したことのないごく小さな骨でも、私たちの健康に大きく関わっているのですね。