漢字読み講座

【今日の難読漢字】「階梯」「塘」「杜ぐ」あなたは何個読めますか?

今日の難読漢字は

「階梯」

「塘」

「杜ぐ」

の3問です!あなたは正しく読めますか?

難読漢字、1問目は「階梯」!

「階梯」の読み方をご存じですか?

「階」は「階段」「段階」などよく使う漢字で、「梯」は「はしご」と読むので「かいはしご」と読むと間違いです。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「階梯」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「かい○○」の4文字
  2. 音読みです
  3. 「梯」は「雲梯」という使用例があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「階梯」の読み方、正解は・・・


正解は

「かいてい」

です!

「階」も「梯」も「かいだん」「はしご」という意味を持っています。どちらも訓読みに「はしご」があります。「雲梯(うんてい)」は長いはしごのことで、公園の遊具が有名ですが、古代中国では城壁を乗り越えるための攻城兵器の名前でもありました。

「階梯」は同じ意味を持つ漢字を重ねた言葉でやはり「かいだん」「はしご」という意味を持っています。また、器械体操で斜めにかけて使うはしごや、それを使って行う体操のことをあらわすこともあります。

「かいだん」「はしご」が転じて・・・

しかし「階梯」について調べてみると、階段やはしごではなく書物が出てくることが多いです。これは元の意味である「かいだん」「はしご」が一歩ずつ上の段階にあがるようになっていることから転じて、学問や芸術などの入門書という意味で使われることが多いからなのです。

段階を追ってどんどん上のステージに移行するという意味では、階梯をどんどん上っていくと考えるとイメージがしやすいかもしれませんね。

身近にある「階梯」ですが、何かを始めたいと思った時は是非この言葉と読み方を思い出してくださいね。

難読漢字、2問目は「塘」!

「塘」の読み方をご存じですか?

音読みをすると「糖」と同じく「とう」ですが、訓読みは全然違う読み方になります。

いったい何と読むのでしょうか?

「塘」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○み」の3文字
  2. 訓読みです
  3. 「堤塘」という、同じような意味の漢字を並べた熟語があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「塘」の読み方、正解は・・・


正解は

「つつみ」

です!

「つつみ」は川や池などの水があふれ出ないように土砂を高く盛ったもののことです。「土手」と言われることもあります。「堤塘(ていとう)」は同じ意味を重ねた熟語で、やはり「土手」や「堤防」を意味する言葉になっています。

「つつみ」以外の意味も!?

「堤」と「塘」はだいたい同じ意味ですが、実は「塘」には「いけ、ためいけ」という意味もあります。水辺をあらわす言葉には変わりないのですが、特に「池」という意味がついているのは「池塘(ちとう)」という言葉があるからかもしれません。

池塘とは、中国では一般的な池をあらわす言葉ですが、日本では特に湿原の、他の川や沼から水が入ってこない池のことをあらわしています。美しい池塘のある風景を見ることは、登山する時の楽しみの一種であるとも言われています。「池堤」ではなく「池塘」であることにも意味があるのかもしれませんね。

池や川の土手を歩くことがあったら是非「塘」の読み方を思い出してくださいね。

難読漢字、3問目は「杜ぐ」!

「杜ぐ」の読み方をご存じですか?

「社」という字と似ていますが、違う漢字でもちろん「しゃぐ」とは読みません。

それではいったい何と読むのでしょうか?

「杜ぐ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ふ○ぐ」の3文字
  2. 訓読みです
  3. 「杜」は「もり」と読むこともありますが違う読み方です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「杜ぐ」の読み方、正解は・・・


正解は

「ふさぐ」

です!

「杜」は「やまなし(和ナシの野生種)」や「(神社の)もり」という意味がありますが、ここでは「ふさぐ」「とじる」という意味合いで使われます。

「ふさぐ」というと「塞ぐ」という漢字が思い浮かびますが、「杜ぐ」は主に手で覆うという意味で使われることが多く、「塞ぐ」は何か物を使って詰め込み満たすという意味で使われることが多いです。

「微を防ぎ漸を杜ぐ」

朱子学の教科書である「小學」という書物に

「微(び)を防ぎ漸(ぜん)を杜ぐ」

という一節があります。「弊害や悪事を微小な段階で防ぎ、漸次(ぜんじ)拡大する道をふさぐ」という意味になります。小さいうちに悪い要素を排除して事が大きくならないようにする、という現代にも通じる考え方ですね。ここでの「ふさぐ」はまだ大きくなっていないものなので、手で覆ってふさぐことができる、という意味があるのでしょう。

悪いことが起きる前に予防しようと思いつつ「杜ぐ」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は今でも使われている言葉から、聞いたことがない言い回しまで幅広く出題しました。

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。