「老鶯」の読み方をご存じですか?
「鶯」という字は「うぐいす」という読み方がありますが、「老鶯」になるといったい何と読むのでしょうか?
「老鶯」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ろう○○」の5文字
- 音読みです
- 俳句の季語として使われています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「老鶯」の読み方、正解は・・・
正解は
「ろうおう」
です!
「鶯」はヒタキ科の小鳥で、鳴き声が有名な「うぐいす」のことです。
「老」は「おいる、年を取る」という意味もありますが、ここでは「経験をつむ」という意味で使われています。よって「年取ったうぐいす」という意味で使われることはあまりありません。
「老鶯」は「(鳴く経験を積んだ)鳴き方の上手いうぐいす」転じて「春が過ぎてからも鳴くうぐいす」という意味になります。
「老鶯」はいつの季語?
「老鶯」は俳句の季語として使われる、とヒントに書きましたが、季語ということは季節をあらわす言葉ということです。どの季節をあらわしているのでしょうか?
答えは春を過ぎて、ということで「夏の季語」です!
うぐいすの「ホーホケキョ」と言われる特徴的な鳴き声は、実は求婚のための鳴き方と言われています。求婚の時期以外は別の鳴き方をしているので、春になるとまた練習をし直しているということですね。
夏に「ホーホケキョ」という鳴き声を聞いたら「老鶯」という言葉と読み方を是非思い出してくださいね。