本日の難読漢字クイズは…
「作物所」です!
「さくもつじょ」以外の読み方です。
早速ヒントを見てみましょう!
「作物所」の読み方のヒントは?
1.「作物所」をひらがなにすると、6文字になります。
2.「作物所」には、さまざまな職人がいます。
3.『作物所にさるべき御調度共まで心ざしせさせ給ける事を』「栄花物語 月の宴」より引用
正解は…
正解は「つくもどころ」でした!
「作物所」とは、平安時代に天皇の家政機関として建てられた「所」です。
「作物所」は、天皇・皇后・東宮などが宮中で用いたり、儀式や行事で使う調度品を製作・修理・搬入・献上する場所。
工作場と事務所の2棟に分かれており、調度品には銀器や木器などがあったそうです。
「竹取物語」では、車持皇子(くらもちのみこ)が、なよ竹のかぐや姫のために「蓬萊(ほうらい)の玉の枝」を偽造したとき、作物所の鍛冶匠が協力しました。
「蓬莱の玉の枝」とは、蓬莱の山にあるという、銀の根、黄金の茎、白き玉の実を持つ伝説上の枝で実在はしません。
嘘をついた車持皇子も悪いですが、かぐや姫も罪作りですね……。
『作物所司(つくもどころのつかさ)の工匠(たくみ)の漢部内麻呂(あやべのうちまろ)申うさく、』「竹取物語」より引用