今回のお題は「嘲笑う」「憤む」「衂」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「嘲笑う」
「嘲笑う」の読み方をご存じでしょうか?
「嘲」は「ちょう」と読むことができますが、「ちょうわらう」と読むのはもちろん間違いです。
「嘲笑う」の字面から、何となく馬鹿にされているような雰囲気を感じますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「嘲笑う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇う」の5文字です。
- せせら笑ったり、嘲笑(ちょうしょう)すること。
- 「他人の失敗を嘲笑う」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「嘲笑う」の読み方!正解は!?
正解は「あざわらう」です!
「嘲笑う(あざわらう)」とは、人を馬鹿にして笑うことで、「嘲(あざけ)り笑う」「せせら笑う」とも言います。
「嘲」という字には「そしる」「けなす」「からかう」といった意味があり、「嘲う」と書いても「あざわらう」と読むことができますよ。
人の失敗を嘲笑っていると、いざ自分が困ったときにだれも助けてくれなくなるので、気を付けましょう。
2問目はこの漢字!「憤む」
「憤む」の読み方をご存じでしょうか?
「憤慨(ふんがい)」の「ふん」ですが、「ふんむ」と読むのは間違いです。
「憤」の一文字には、憤って激しく腹を立てるという意味がありますよ。
日常で耳にする言葉ではないので、難易度はかなり高めになります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「憤む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇む」の4文字です。
- 一文字目は「ふ」になります。
- 「腹を立てる」「憤慨する」という意味
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「憤む」の読み方!正解は?
正解は「ふつくむ」または「ふづくむ」です!
「憤む(ふつくむ)」とは、ヒントにも示したように「腹を立てる」「憤慨する」という意味です。
「いくむ」と読む場合もあるようですが、一般的には「ふつくむ」になります。
また、「恚む」「慍む」と表記しても「ふつくむ」と読むことができます。
ほとんど使われていない言葉なので、読めた方はかなりの漢字通、日本語通だといえるでしょう。
最後はこの漢字!「衂」
「衂」の読み方をご存じでしょうか?
「血(けつ)」+「刃(は)」で「けつば」と読むのは間違いです。
これは知らないと読めないかもしれません…
かなり意外な読み方になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「衂」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 並びを逆にして「刃血」にすると想像がつくかも?
- 顔の中のある部分から出血。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「衂」の読み方!正解は!?
正解は「はなぢ」です!
「衂(はなぢ)」とはご存じの通り、鼻からの出血をいいます。
また「衂血(じくけつ)」と表記しても、同じく鼻血のことです。
かなり珍しい表記ですが、それもそのはず、平安時代の辞書『倭名類聚鈔』で出てくる読み方だそうですよ。
もちろん現在は「鼻血」と表記すればOK。
「衂」と書いて読める人はかなり少ないかと思います。
でも、何となくちょっとかっこいい漢字ではありますね。