漢字読み講座

「硲」「散蓮華」「鈍ら者」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「硲」「散蓮華」「鈍ら者」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「硲」

「硲」の読み方をご存じでしょうか?

人名では「さこ」と読む場合がありますが、人名ではなく一般的な名詞でお答えください。

似た字では「裕」や「俗」ならよく見かけます。しかし石編のついた「硲」は珍しいですよね。

漢字検定準一級レベルの難問です。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「硲」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
  2. 物と物の間の狭くなったところ
  3. 「雲の硲から太陽が覗く」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「硲」の読み方!正解は!?

正解は「はざま」です!

「硲(はざま)」とは、物と物の間で狭くなったところや、隙間などのこと。

また、物だけではなく時間や気持ちなどの場合にも使います。

たとえば「生と死の硲に彼はいた」とか「愛と憎しみの硲で苦しむ」などの言い方がありますね。

「硲」は一般には「狭間」と表記することが多いので、今回は難問だったかもしれません。

「硲(はざま)」という読み方をこの機会に覚えておいてくださいね。

2問目はこの漢字!「散蓮華」

「散蓮華」の読み方をご存じでしょうか?

「散(さん)」+「蓮(れん)」+「華(か)」で「さんれんか」と読むのは間違いですよ。

「蓮華」の読み方を知っている方なら、簡単に正解できるかも知れません。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「散蓮華」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
  2. 食事に使う物の名前
  3. 中華料理に関係があります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「散蓮華」の読み方!正解は!?

正解は「ちりれんげ」です!

「散蓮華(ちりれんげ)」とは、主に中華料理で使用する柄までくぼんでいる陶器製の匙(さじ)のこと。

最近ではプラスチック製のものも多く見られますね。

一般に「蓮華(れんげ)」と呼ぶものと同じです。

形が蓮の花の散った花びらに似ていることから、この名前が付けられたと言われています。

主に中華料理で使われますが、スープを飲んだりする際にとても使いやすいので、他の料理を食べる際にも使う方が多いでしょう。

最後はこの漢字!「鈍ら者」

「鈍ら者」の読み方をご存じでしょうか?

「鈍」は「どん」と読みますが「どんらもの」と読むのは間違いです。

ちょっと意外な読み方があるんですよ…

「鈍」という字の意味を考えたら、ある程度の予想は着くかもしれませんが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「鈍ら者」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇ら〇〇」の6文字です。
  2. 「者」はそのまま「もの」と読みます。
  3. 「鈍」という字には「のろい」「にぶい」「おろか」などの意味があります。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「鈍ら者」の読み方!正解は!?

正解は「なまくらもの」です!

「鈍ら者(なまくらもの)」とは「なまけ者」や「だらしない者」という意味。

そもそも「鈍(なまくら)」とは焼きの入っていない「生(なま)」の刃のことです。

つまり「切れ味の悪い刃物」=「役に立たない」という意味から、なまけ者のことを「鈍ら者」と呼ぶようになったということです。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!