今回の難読漢字は「阿吽」「梅擬」「蛙鳴蝉噪」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「阿吽」
「阿吽」の読み方をご存じでしょうか?
「吽」は「牛」という字が入っていますが「あぎゅう」ではありませんよ。
もちろん「あうし」でもありません。
よく耳にするあの言葉です…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「阿吽」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 「阿」は「あ」と読んでOK
- 「阿吽の呼吸」なんて言いますよね
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「阿吽」の読み方!正解は!?
正解は「あうん」です!
「阿吽(あうん)」とは、2人以上の人が一緒にいる時に、息がぴったりと合っているようすを表す言葉。
ヒントでも紹介しましたが「阿吽の呼吸」という言い方はよく耳にしますね。
「阿吽」は元々はサンスクリット語に由来し、「阿(あ)」と「吽(うん)」に分かれます。
「阿」は梵字(ぼんじ)の最初の音、「吽」は最後の音にあたり、阿吽は全ての初めと終わりを表します。
「阿吽の呼吸」とは、完璧に息がぴったり合っているという意味になるということがわかりますね。
2問目はこの漢字!「梅擬」
「梅擬」の読み方をご存じでしょうか?
「梅」は「ばい」と読めますが、「ばいぎ」と読むのは間違いです。
実はちょっと変わった読み方がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「梅擬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- ある植物の名前です。
- 葉が梅の葉に似ています。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「梅擬」の読み方!正解は!?
正解は「うめもどき」です!
「梅擬(うめもどき)」とは、モチノキ科の落葉低木で、葉の形が梅の葉に似ていることから、この名がつけられました。
果実は丸く、晩秋になると赤く熟します。
葉が落ちても実が長く残るため庭木としての人気が高く、生け花の材料としてもよく使われます。
また、梅擬のように「擬(もどき)」という字が使われている熟語には「雁擬(がんもどき)」「蟻擬(ありもどき)」「蠍擬(さそりもどき)」「揚羽擬(あげはもどき)」などがあります。
最後はこの漢字!「蛙鳴蝉噪」
「蛙鳴蝉噪」の読み方をご存じでしょうか?
「かえるなく…」と、読むのは間違いです。
さて、あなたには正しい読み方と、意味がわかりますか?
できたら、意味も併せて考えてみてくださいね。
「蛙鳴蝉噪」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字
- 全て音読みで読んでください
- 最初の「蛙」は「あ」と読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「蛙鳴蝉噪」の読み方!正解は!?
正解は「あめいせんそう」です!
「蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)」とは、ただうるさいだけで実りの無い議論や、無用の口論、無駄な表現が多くて内容の無い文章などをいいます。
蛙も蝉も非常にやかましく鳴きたてるけれど何の役にも立たないことを、人の議論や文章にたとえた慣用句です。
他人の論争を見ていると全く無駄に思えることはよくありますが、自分自身を振り返るとなかなか手厳しい言葉に感じます。
蛙鳴蝉噪にならず、常に冷静に実りのある議論ができるようになりたいものですね。