「鍾愛」の読み方をご存じですか?
「鍾」は「鐘」という字によく似ていますが、つくりの部分が「童」ではなく「重」なので違う漢字です。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「鍾愛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○○あい」の5文字
- 音読みです
- 異なる漢字ですが「鐘」と同じ読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「鍾愛」の読み方、正解は・・・
正解は
「しょうあい」
です!
「鍾」という漢字は「さかずき」や「鐘」と同じ「つりがね」という意味もありますが、ここでは「あつめる」という意味で使われています。
「愛」は「かわいがる」「したしむ」という意味で使われています。
この2文字を合わせた「鍾愛」は「愛をあつめる」から「大事にしてかわいがること」という意味になります。
「鍾愛」と「寵愛」の違い
「鍾愛」を見ると「寵愛」という言葉を思い出す方もいらっしゃると思います。
「寵愛」も「特別にかわいがること」という似た意味を持っています。それでは「鍾愛」と「寵愛」の違いは何でしょうか?
「寵愛」は「上の者が下の立場の者をかわいがる」という意味で使われることが多いです。対象は人間やペットのような「生きているもの」です。一方「鍾愛」は、生きているものだけではなくオブジェや本などの無生物も対象として使われることがあります。微妙な違いですが、昔から使い分けられて、現代まで残ってきたのですね。
あまり見かけない言葉ですが、意味と一緒に「鍾愛」の読み方を是非覚えておいてくださいね。