今回は「領袖」「直箸」「締結」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「領袖」
「領袖」の読み方をご存じでしょうか?
「領土(りょうど)」の「りょう」+「袖(そで)」=「りょうそで」…
と読んでしまいそうになりますが、残念ながら違いますよ。
日常で耳にしない言葉なので、正解できる方は少ないかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「領袖」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 中国で誕生した言葉です
- 集団のリーダーという意味
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「領袖」の読み方!正解は!?
正解は「りょうしゅう」です!
「領袖(りょうしゅう)」とは中国から入ってきた言葉で「集団の指導者」「派閥の長」といった意味を持ちます。
普段の会話ではあまり聞かない言葉ですが、テレビなどのニュースでは「派閥の領袖」といった表現がされることもありますよ。
ではなぜ「領袖」が「指導者」やという意味になるのかというと、「領」には「服の襟」という意味があります。
また「袖」はもちろん服の袖のこと。
つまり、襟と袖は服を着る時に掴む部分であり、最も目立つ場所でもあるため「集団の指導者」という意味になったと考えられています。
2問目はこの漢字!「直箸」
「直箸」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「ちょくばし」または「ちょくはし」ですが、もちろん両方間違いです。
日常の会話で耳にする、ごく一般的な言葉ですよ。
すぐに正解が分かった人もいると思いますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「直箸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「箸」は「ばし」と読んでOK
- 「直箸はマナー違反だ」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「直箸」の読み方!正解は!?
正解は「じかばし」です!
「直箸(じかばし)」とは「大皿などに盛られた料理を、取り箸を使わずに自分の箸で取り分けること」をいいます。
「直」という字は「垂直(すいちょく)」や「直接(ちょくせつ)」のように「ちょく」と呼ばれる場合が多いため「直(じか)」とはちょっと読み難いですね。
「直」を「じか」と読む言葉には他に「直火(じかび)」「直談判(じかだんぱん)「直播き(じかまき)」などがあります。
直箸は基本的にNGなので、お店などでもし用意されていなかった場合は、店員さんに声をかけて取り箸を借りるようにしましょう。
最後はこの漢字!「締結」
「締結」の読み方をご存じでしょうか?
「締」は「締める(しめる)」と読むイメージが強い言葉なので「しけつ」と読んだ人もいるかもしれませんが、間違いです。
「締結」という言葉はニュースや新聞などでよく登場する言葉なだけに、間違えると大人としてちょっと恥ずかしいかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「締結」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 契約を結ぶこと
- 「両国間の平和条約を締結した」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「締結」の読み方!正解は!?
正解は「ていけつ」です!
「締結(ていけつ)」とは、条約や契約、約束などを取り結ぶこと。
「締結」の「締」は「しめる・取り決める」、「結」は「むすぶ・しめくくる」という意味を持つため、似た意味の言葉がふたつ重なって「固く契約を交わす」といった意味合いになります。
以下は「締結」を用いた例文です。
- 契約を締結する際には協議を行うこととする
- 基本契約として締結された
- 本契約の締結日は当事者間で契約を締結した日を指す