今回のお題は「洋袴」「鈍」「頻頻」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「洋袴」
身に着けるものというと、シャツやトレーナー、スカートやワンピースなど様々あります。
今回の問題、「洋袴」も身に着けるものの名前ですよ。
皆さんも必ず持っているものです!
何と読むのか早速見ていきましょう。
「洋袴」の読み方のヒントは・・・
それではヒントです!
「洋袴」の「袴」は、「はかま」と読みます。
でも、皆さん袴(はかま)なんて普段はくことはありませんよね?
そこで「洋」の文字に注目してください!
「洋風」「洋室」「洋食」などのように、西洋から伝わった文化・物に「洋」の文字がつきますよね。
それでは「洋風の袴」とは一体何でしょうか?
もう、分かりましたよね?
「洋袴」の読み方の答えは・・・
正解は、「ズボン」でした!
確かにズボンは袴のように足を通す筒が2本ですよね。
ただし、「洋袴」がズボンと読まれるように定着するまでは、「パンタロン」や「スラックス」とも読まれていたそうです。
ちなみに「洋袴」以外にも、「細袴」「洋股」「下服」「服筒」などという漢字も「ズボン」と読むのに使われます。
ただ、もうズボンという呼び方自体、あまり使われることはなく、「パンツ」と呼ぶ方が多いかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「鈍」
「鈍」
これ、何と読むかわかりますか?
読み方なんて簡単じゃん!と思った方、
今回クイズにしたのは別の読み方なんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「鈍」読み方のヒント!
「鈍」は、よく「鈍感」「鈍器」などで使われます。
そのため「どん」が正解でしょ?と思われたはず。
もちろん読み方としては正解ですが、
今回問題にしたいのは訓読み。
実はひらがな四文字の読み方があるんです!
ヒントは「な〇〇ら」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「鈍」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「なまくら」
です!
「鈍」は、
「刃物の切れ味が悪い」という意味の言葉です!
単に包丁やナイフの切れ味のことを指す言葉と思いきや、
この意味が転じた言葉が多く使われています。
たとえば「鈍な体」とある場合の「鈍」は、
「力が弱い」「体力がない」などの意味になります。
また「鈍な芸」などと書かれている場合は、
「腕前が未熟」という意味になります。
基本的には劣っていることを指すと覚えておき、
前後の言葉や文脈で意味を理解するのが大事ですよ!
ちなみに人物のことを指して「鈍」という場合は……
「役に立たない人」という意味になってしまいます。
使い道には注意しましょう!
最後はこの漢字!「頻頻」
「頻頻」の読み方をご存じでしょうか?
「頻度(ひんど)」や「頻出(ひんしゅつ)」の「頻(ひん)」ですが「ひんひん」と読むのは間違い。
正直なところ、惜しいのですが…
また、今回は3つの読み方があるので、どれを答えても正解とします!
「頻頻」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 何度も繰り返しておこるさま
- ここは事故が頻頻と発生する道だ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「頻頻」の読み方!正解は!?
正解は「ひんぴん」です!
「しくしく」「しきしき」と読んでも正解ですよ。
「頻頻(ひんぴん)」とは、同じようなことが何度も繰り返しおきるさまをいいます。
「しくしく」や「しきしき」も同じ意味なので、一緒に覚えておきましょう。
また、「頻頻」と似た言葉に「頻繁(ひんぱん)」がありますが、どのように違うのでしょうか?
違う点は以下のようになります。
- 頻頻:同じようなことが繰り返し起きる
- 頻繁:上記+同じようなことを繰り返し起こす場合にも使う
頻繁は能動的な場合にも使えるという違いがあるのです。
たとえば「頻繁に図書館へ通う」という言い方はできますが、「頻頻に図書館へ通う」という言い方は通常しません。
よく似た言葉ですが、微妙な違いをお分かりいただけたでしょうか。