今回の難読漢字は「辱め」「素馨」「九面芋」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「辱め」
「辱め」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「辰」に「寸」と書いて「辱」です。
送り仮名に「め」が付くからといって、(みじめ)でも(いましめ)でもありません。
ハッキリ言って屈辱……、しかし(じょくめ)でもありません。
ちなみに「辱い」だと(かたじけない)です。
さて、「辱め」と書いてなんと読むでしょうか?
「辱め」読み方のヒントは?
「辱め」とは、恥をかかせる、侮辱する、屈辱を与えるという事です。
他にも、地位や名誉を汚すという意味があり、無駄にあざとい人などは、人を辱めるチャンスをいつも狙っています。
された方も人前で辱めを受けてしまうと、メンタル的にも落ち込んでしまいますよね。
反撃すると思うツボなので相手にしない事です。
他にも「母校の名を辱める」なんて使い方も。
「辱め」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇め」です。
さて、もうわかりましたか?
「辱め」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はずかしめ」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「素馨」
「素馨」って何て読むかわかりますか?
(すせい)ではありません。
(そけい)
この読み方でも間違いではありません。
ただ(そけい)だと何のことだかピンとこないのではないでしょうか?
実は植物の名前です。
この植物を使ったお茶があります。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「素馨」の読み方のヒントは?
- 樹木の名前です。
- 7月~11月に開花します。
- 白い花を咲かせます。
- 花は星型をしています。
- 香料や香油としても使われています。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「素馨」の読み方、正解は……
正解は……
「ジャスミン」
です。
中国料理を食べに行くと、ジャスミン茶を出されたことはありませんか。
ジャスミン茶は中国の緑茶とジャスミンの花を一緒に乾燥させて、香りを移してつくられたフレーバーティーの一種です。
ジャスミン茶にはリラックス効果があるとされています。
ジャスミンの花言葉は「優美」「可憐」「可愛らしさ」などがあります。
星型の白い花の可愛らしい様子からできた花言葉です。
また、香りの良さから「好色」「肉欲」などの花言葉も持っています。
エジプトの女王クレオパトラもジャスミンを媚薬として使っていたと言われています。
実はジャスミンの香りが最も強くなるのは夜中です。
そのため「夜の女王」とも呼ばれています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「九面芋」
本日の難読漢字クイズは…
「九面芋」です!
もちろん「きゅうめんいも」とは読みません。
「九面芋」の読み方のヒントは?
1.「九面芋」をひらがなにすると、文字になります。
2.「九面芋」は縁起がいいといわれています。
3.「九面芋」の定番レシピは煮物ですが、お雑煮に入れてもおいしいです。
正解は…
正解は「やつがしら」でした!
「九面芋」とは、親芋を中心に小芋がたくさんできて、大きな塊になった芋のこと。サトイモの一種ですよ!
「お頭(おかしら)」がくっついていること、「人の上に立てる」「末広がり」を連想させることから、縁起のよい正月野菜として知られています。
ただ、実は八つや九つになっているものは珍しく、たいていは五つ前後のかたまりです。
「九面芋」の産地は千葉県や埼玉県が有名で、10月から4月が旬といわれています。
「九面芋」の漢字は、八頭、八つ頭と書かれることもあります。
「九面」を使った日本語
日本語には、「九面芋」以外にも「九面」を使った言葉があります。
九面観音(くめんかんのん):法隆寺にある仏像
勿来町九面(なこそまちここづら):福島県いわき市の地名
霧島九面太鼓(きりしまくめんだいこ):天孫降臨を再現する霧島神宮のお祭りで演奏される太鼓
出典:コトバンク