今回のお題は「辱い」「百々目鬼」「山積」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「辱い」
「辱い」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「屈辱」(くつじょく)や、「恥辱」(ちじょく)の「辱」(じょく)ですが、もちろん(じょくい)とは読みません。
最大のヒントを言えば「忝い」も同じ意味、読み方をします。
さて、「辱い」と書いてなんと読むでしょうか?
「辱い」読み方のヒントは?
「辱い」は、恐れ多い。または、勿体ない。ありがたい。そして感謝の気持ちを表す言葉です。
全くイメージできないと言う人は、時代劇をイメージしてみてください。
そして、もっとヒントをいうと「〇〇〇〇〇い」です。
サッと気を利かせてくれた人に対して、「これはこれは、○○○○○い!」なんてセリフも多いと思いますよ!
自分でも受け狙いで言った事があるかもしれません。
「屈辱」や「恥辱」のイメージからは離れています。
さて、「辱い」の読み方はわかりましたか?
「辱い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かたじけない」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「百々目鬼」
「百々目鬼」を何と読みますか?
あまり会いたくない存在ですが…。
早速ヒントを見てみましょう!
「百々目鬼」の読み方のヒントは?
1.「百々目鬼」をひらがなにすると、4文字になります。
2.日本のオカルトが好きな人は知っているかもしれません!
3.「百々目鬼」は、腕に特徴があります。
正解は…
正解は「どどめき」でした!「とどめき」でも正解です!
『ある女生れて手長くして つねに人の銭をぬすむ 忽(たちまち)腕に百鳥の目を生ず 是鳥目(ちょうもく)の精也 名づけて百々目鬼と云 』鳥山石燕「今昔画図続百鬼」より引用
「百々目鬼」は妖怪です。
もともと盗癖のある女でしたが、あるとき盗んだ金銭が両腕に無数にあらわれて、それが鳥の目のように見えたため「百々目鬼」と呼ばれるようになりました。
鳥の目に見えたのは、おそらく真ん中に穴が開いている銅銭だったからでしょう。
また、一説によると昔は金銭を「おあし」と呼んだことと、「足が付く」という洒落にからめて生まれた妖怪ともいわれています。
ルーツはどうあれ、両腕に無数の鳥の目玉がある女の人なんて怖くて見たくないですね…。
他に、たくさんの目がある妖怪には「百目(ひゃくめ)」「目目連(もくもくれん)」がいます!
最後はこの漢字!「山積」
「山積」の読み方をご存じでしょうか?
「やまづみ」と読んでも間違いではありませんが、その場合は「山積み」のように送り仮名を付けるのが一般的。
今回は「やまづみ」以外の読み方を正解とします。
さて、あなたには「やまづみ」以外で正しい読み方がわかりますか?
「山積」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 訓読みで読んでみてください
- 「この国には問題が山積している」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「山積」の読み方!正解は!?
正解は「さんせき」です!
「山積(さんせき)」とは、解決すべき問題が、まるで山が積みあがるようにたくさんある状態を表した言葉です。
ちなみに「山積み(やまづみ)」も同じ意味なので、読み間違えても大差ありません。
とはいえ「問題が山積している」を「問題が山積(やまづみ)している」と読むのは言葉の流れが不自然ですね。
その場合は「問題が山積(やまづみ)になっている」と言う方が自然な表現だといえるでしょう。
出典:コトバンク