「いつもよりたくさん寝たのに、疲れが取れていない気がする」といった経験はありませんか?
今回は「マルチタスクによる脳疲労」や「回復させる方法」について解説します。
本記事を参考にして、マルチタスクの疲れを取ってみてください。
「マルチタスク」は脳にとって負担
現代人の寝ても取れない疲れは「身体の疲れ」ではなく「脳の疲れ」である可能性が高いです。
実は、私たちが何気なくやっている「マルチタスク」が脳を疲れさせています。
マルチタスクとは、複数の物事を同時に行うことです。
意外に思うかもしれませんが「考えごとをしながら何か作業をする」のもマルチタスクに含まれてしまいます。
書類を作成しているにも関わらず、取引先からメールが来ていないか気になってしまうのも、マルチタスクです。
蓄積された脳疲労を回復させるには、逆に「シングルタスク」をやる必要があります。
「シングルタスク」で脳の疲れが取れる
「シングルタスク」はマルチタスクの反対で、ひとつの物事に集中します。
ゲームに夢中になっていたり、スポーツの試合に集中していたりすると、時間があっという間に感じるでしょう。
他ごとを考えずに没頭しているとき、人は「シングルタスク」ができています。
時間を忘れるほどひとつの作業をもくもくとしていると、脳の疲れが不思議と取れていきます。
脳疲労を溜めないためにも、自分の没頭しやすい作業を見つけておくとよいです。
こんなシングルタスクで回復しよう
朝起きたときに脳の疲れが残っていたら、次のようなタスクを日中にやってみてください。
身体が温まるメリットもありますよ。
- 少し息苦しくなる程度の運動
- 辛い料理を食べる
- 熱いお風呂に入る
ただし、やり過ぎはよくないので、自分に合ったレベルで挑戦してみましょう。
日中にほどよい快刺激を与えて脳を回復させ、夜はぐっすりと眠れるのが理想的ですね。
脳を休めると決めたら、マルチタスクにならないように気をつけてみましょう。
例えば、辛い料理を食べるときはテレビを付けず、ピリピリとしている味覚にだけ意識を向けてみてください。
「シングルタスク」で疲労回復しよう
脳の疲れを取りたいなら、なるべくひとつの作業に集中するとよいです。
起きている時間は自分に快刺激を与えて、脳を休めてみてはいかがでしょうか。
睡眠だけが疲労回復の方法ではないので、あなたにあったシングルタスクを日常に取り入れてみてくださいね。
参考:
「精神科医の禅僧」が教える-心と身体の正しい休め方-
脳を最適化すれば能力は2倍になる-仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法-