「朝目覚めて身体がだるい」「早く寝ても寝足りない」「寝付きが悪くなった」などといった睡眠の悩みをかかえている人は多いようです。睡眠の悩みの改善対策として「栄養バランスの摂れた食事をきちんと摂る」ことも対策の一つです。その中で今回は快眠習慣に役立つ「睡眠の質を高める野菜」を中心に解説していきます。是非参考にしてくださいね。
アナタの睡眠大丈夫?(睡眠チェック)
アナタが、次の項目に該当するものは何個ありますか?
寝付きが悪い
寝ているのに疲れがとれていない
朝食はほとんど食べない
日中、よく眠くなることがある
夜中に目が覚めてしまう
毎日就寝時間や起床時間はバラバラ
油っこいものや炭水化物が好き
運動はほとんどしていない
晩酌はよくする
よくたばこを吸う
■該当する項目が5個以上ある場合は、睡眠を改善していく必要があります。
睡眠効果の高い野菜とは
睡眠と食事は、あまり関係がないように感じるかと思いますが、バランスの摂れた食事を摂ることで睡眠の質を上げることができます。その中でも睡眠に効果が高い野菜をあげてみました。
⑴セロリ
セロリは、独特な強い香りや味があり、好き嫌いが分かれる野菜でもありますがその栄養バッグンの野菜でもあります。
①セロリの香りの成分であるポリフェノールのアピインが、不安やイライラを鎮めたり、安眠作用がある
②植物ステロールがコレステロールの吸収を抑える
③セロリは食物繊維が豊富で腸内環境を整える
セロリの食べ方
セロリの葉は、栄養素がたくさん含まれています。捨てずにスープや野菜炒め、人参スムージなどに細かくして入れて飲むのがより効果的です。
⑵パセリ
パセリは、パスタやピザなどの脇役になりがちですが、栄養素はどの野菜にも劣りません。
①パセリに含まれる「アピオール」「ピネン」「ミリスティシン」という成分が精神を安定させる
②抗ストレスビタミンとも呼ばれるビタミンCの含有量が非常に高い
パセリの食べ方
ミニトマトやスライスしたトマトにパセリを加えてゴマ油であえたり、マシュポテトにパセリをあえるとパセリの独特な匂いが和らぎます。
睡眠の質を高める食事の摂り方
夕食は寝る2~3時間前に摂るようにしましょう。寝る直前に夕食と摂ってしまうと内臓が働いている状態になり、布団に入っても睡眠モードに切り替わらず、寝付きが悪くなってしまいます。もし帰宅が遅くなってしまったときは、胃に負担が少ない消化の良いものや身体を温める飲み物を摂るようにしましょう。
まとめ
食事の栄養素を考えながら食生活を送ることで睡眠の質を上げることができ、今回紹介した野菜以外にも睡眠効果が高まるビタミンB群、心身の修復を促進する亜鉛、ストレス解消に役立つビタミンCなどが含まれた食べ物を積極的に摂ることでより快眠効果が高まります。朝の気持ちよい目覚めに毎日の食生活を見直していきましょう。