睡眠の質を上げる

【長時間眠れない人必見】分割睡眠ってなに?通常の睡眠との違いや分割睡眠がおすすめの人を紹介!

夜目覚めてしまって日中の作業に支障をきたしてしまう…。そんな方に知ってほしいのが分割睡眠です。

結論からいえば、通常の睡眠がとれている人には縁のない話。しかし、長時間睡眠がとれない人にとっては、新たな睡眠文化の一つになるかもしれません。

そこで本記事では分割睡眠とは何かについて紹介していきます。特に夜中に目覚めてしまう人はぜひお読みください。

分割睡眠とは

寝顔の写真

分割睡眠とは名前の通り、1日に睡眠を分ける方法です。分割睡眠もしくは多相性睡眠とも呼ばれています。

実は哺乳類の睡眠サイクルは、多相性睡眠が基本なんだとか…。やがて時代に合わせて昼に働き、夜にまとめて眠るのが習慣化していったといいます。

一般的な睡眠との違い

一般的な睡眠は1日に何回も眠る多相性睡眠とは違って、単相性睡眠と呼ばれています。単相性睡眠の時間を6時間以下にしてしまうと、昼間に眠くなってしまい集中力が上がりません。

分割睡眠のメリット&デメリット

あくびをする女性の写真

結論からいってしまえば、現代人にとって単相性睡眠よりも分割睡眠の方がメリットになることは少ないです。ただし、人によってはメリットになる場合もあります。以下で解説していくので見てみましょう。

メリット

分割睡眠で得られる主なメリットは疲労感を軽減できること。特に夜勤をしている方は注目してほしいポイントです。

というのも、夜勤中は本来眠りたい時間に寝れないため、一般的な人に比べて強い疲労感を感じてしまいます。そこで、分割睡眠を取り入れると、夜勤中や夜勤後の疲労感を軽減させられるわけです。

実際、公益社団法人・日本看護協会の発表によれば、夜勤中の仮眠は疲労感軽減への効果があるとされています。

デメリット

実は分割睡眠はまだまだ研究段階で、効果に対する根拠が薄い状態です。そのため、分割睡眠を行うことへの賛否は大きく分かれています。

その理由の一つとして、分割睡眠には単相性睡眠に勝る疲労効果がないため、結局睡眠不足に陥ってしまうといったもの。

睡眠不足に陥ると健康への影響が出て、あなたの寿命にまで関係してきます。実際、最も死亡率が低いのは6.5~7.4時間睡眠をしている人で、5時間睡眠の人は約1.2倍、4時間なら約1.5倍もの死亡率になるそうですよ。

分割睡眠が向いている人

パソコンを見る女性の写真

分割睡眠は通常の睡眠で大丈夫な人が無理に移行するメリットはありません。ではどのような人に向いているかというと、ずばり「長時間睡眠がとれない人」です。

実は睡眠にも体力が必要になります。そのため、年齢を重ねると中々長時間睡眠がとれないことも。そういった方々は、夜中にいったん目覚め、少し活動をし、もう一度眠るといった方法もあります。

芸能界では黒柳徹子さんも実践していますが、人によっては自然な眠り方なのかもしれません。

まとめ

分割睡眠は通常の睡眠よりメリットがないものの、長時間寝れないなど、睡眠で悩んでいる人にとっては良い眠り方になるかもしれません。睡眠は多様性に富んでいておかしくないともいいますし、自分の眠りやすい方法を実践してみてくださいね。