今回の難読漢字は「長尾驢」「貝独楽」「直様」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「長尾驢」
「長尾驢」を何と読みますか?
キライだ!という方は少ないと思います。
キッズには大人気ですよ!
「長尾驢」の読み方のヒントは?
1.長尾驢」の読み仮名は「〇△〇△ー」です。
2.中国語では「大袋鼠」と書きます。
3.『蜥蜴類は長尾驢のごとく、』南方熊楠「十二支考」より引用
正解は…
正解は「カンガルー」でした!
2つ目のヒントで分かったかもしれませんね。
お腹の袋に赤ちゃんを入れて、ピョンピョン跳ねる姿が可愛らしい草食動物です。
生息地はオーストラリアやニューギニア諸島、そして日本の動物園でも人気があります。
草食動物にもかかわらず筋肉質なのは、草からアミノ酸を合成する腸内細菌を持っているからなのだそう。
草原のイメージが強いですが、実は泳ぎも得意です。
「長尾驢」の「長尾」は文字通り長い尻尾のこと、「驢」は「驢馬(ロバ)」に似た顔をしているからです。
「長尾驢」のボクシング
「長尾驢」の生態で特徴的なのが「ボクシング」!
オスの「長尾驢」たちは繁殖期や縄張り争いで激しいボクシングをします。
ただ、実際にはお互いの両肩を持ってキックの応酬を交わしているだけで、一見ボクシングに見えるけれどキックボクシングやムエタイの方が近いのです。
2問目はこの漢字!「貝独楽」
「貝独楽」
これ、何と読むかわかりますか?
知っていればとても簡単な読み方ですが、
若い方にとっては馴染みがない言葉かも。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「貝独楽」読み方のヒント!
「貝独楽」は、とある遊び道具の名前です。
普通はカタカナで書かれることが多く、漢字は見慣れないかも。
もちろん「かいどくらく」なんて読みません!
遊び自体は、なんとなく知っている方が多いので、
聞くと「あ〜!あれか!」となるはずです。
さて、あなたは何と読みましたか?
「貝独楽」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ベーゴマ」
です!
「貝独楽」は、
「鋳物でできている小さいコマ」のこと!
昔遊びなどで知っていたり、
ベーゴマをアレンジした「ベイブレード」を知っていたりする方もいるのでは?
基本的には同じ盤面で複数人が小さなコマを回し、
誰が一番長く回っていたかを競う遊びです。
お正月の遊び「コマまわし」の「コマ」も「独楽」と書くんですよ!
ではなぜ「貝」がつくかというと、
もとはバイ貝の殻の中に、砂や粘土を詰めてまわしたことが起源だからなのだとか。
ベーゴマを見る機会はなかなかありませんが、
漢字の知識は、知っていて損はありません!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「直様」
「直様」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(なおさま)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「直様」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
一般的に使われる副詞で、それほど珍しい言葉ではありません。
漢字で書くよりも、ひらがなで表記することのほうが多いかもしれませんね。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「直様」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「す」です。
似た言葉としては「即座に」「すかさず」などがあります。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「直様」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すぐさま」
です!
「直様(すぐさま)」とは、時間的に間を置かないという意味の副詞です。
「じきさま」と読んでも間違いではありませんが、こちらはあまり耳慣れない読み方ですね。
似たような言葉としては「すぐに」「即刻」「ただちに」「即座に」などがあります。
似た言葉でも微妙にニュアンスが異なります。
基本的にはどれも行動や動作に対して使用しますが、判断や決断に対して使う場合は「ただちに」や「即座に」などのほうがなんとなくしっくりくるのではないでしょうか。
他にも「すかさず」「たちまち」「とっさに」「間髪をいれず」などなど、似た意味の言葉が非常に多いのが特徴的です。
日本人は昔から時間に厳しかったことのあらわれと言えるかもしれません。