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デメリットがあるからマインドフルネスは行わないほうが良い?
デメリットがある限りマインドフルネスは行わないほうが良いのでしょうか?
そんなことはありません。
デメリットがあっても、基本的にマインドフルネスは行ったほうが良いです。
メリットがかなり大きいからです。
ただ、デメリットに強くあてはまる場合は、危険を避けるためにもマインドフルネスからいったん離れることをオススメします。
ということで、マインドフルネスのデメリットを次で紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
マインドフルネスのデメリット5つ
さっそくですが、マインドフルネスを行うデメリットは、主に5つあります。
- マインドフルネスへの依存
- 不安の増大
- 禅病になる・魔境に入る
- 自己肯定感を下げてしまう
- リラックスできない
下記で詳しく解説していきます。
デメリットを避けるためのアドバイスと一緒に解説しているので、不安な方はしっかりと読んでください。
マインドフルネスのデメリット①:マインドフルネスへの依存
マインドフルネスのデメリットとして、マインドフルネスへの依存があります。
「集中するためにマインドフルネスをしなければいけない。」「マインドフルネスをすると良いことが起こる!」
と信じる気持ちが強いあまり、マインドフルネスに依存してしまう可能性があるのです。
依存しはじめると、長時間マインドフルネスを行っていないと不安になったり、すぐに効果が出ないと精神的に焦ってしまったりします。
そうするとマインドフルネスを行うこと自体を重荷に感じてしまいやすくなります。
結果はすぐに出るものでもなければ、長時間やれば出るものでもありません。
1日15分程度、「効果が出たらラッキー」くらいの気持ちで気楽に行うことをおすすめします。
マインドフルネスのデメリット②:不安の増大
マインドフルネスのデメリット2つ目は、不安が増大する可能性があることです。
マインドフルネスを行うことで、自らの心の核と向き合うことになるからです。
自らの心の核の部分と向き合うことで、自分の悩みや不安に始めて気づかされることがあります。
そうすると、マインドフルネスを行う前よりも不安な気持ちになることがあるのです。
不安と向き合うために始めたマインドフルネスで、より不安になるなんてことも…。
ただ、不安な気持ちになること自体は当たり前の現象です。
不安な気持ちになった後も継続してマインドフルネスを行えば、不安な気持ちになる原因を深く考えるようになります。
さらに継続すると、不安な気持ちになる現象・不安な気持ちになる過程・不安な気持ちになるイメージすべてを許容できるようになり、不安な気持ちになる自分自身を受け入れられるようになります。
そうすれば普段から不安になることを受け入れられるようになり、前向きに物事をとらえられるようになります。
とはいえ、マインドフルネスを行うたびに不安な気持ちになって苦しい方は、そのまま継続すると危険な可能性もあります。
ですから、マインドフルネスからいったん離れるようにしてください。
また、厚生労働省では、一般的に健康な人には一定の効果があるとしていますが、心理的問題を抱えている方、身体的に制約のある方には瞑想インストラクターによる指導を推奨しています。
参考:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』瞑想
マインドフルネスのデメリット③:禅病になる・魔境に入る
マインドフルネスのデメリットとして、禅病になる・魔境に入る可能性が挙げられます。
禅病・魔境の症状は自律神経失調症の症状とほぼ同じ。
被害妄想・幻覚・幻聴・冷えやのぼせ・耳鳴りなどが起こります。
マインドフルネスを行いすぎて精神バランスが崩れると、上記の症状が起こってしまいます。
ほとんどの人は気にする必要のない症状ですが、下記に当てはまる人は禅病になる・魔境に入る可能性が高いので気を付けてください。
- マインドフルネスの効果を期待しすぎている人
- マインドフルネスを長時間行いすぎている人
- スピリチュアルを信じすぎている人
禅病・魔境の症状に陥っていると感じたらすぐにマインドフルネスを中止しましょう。
禅病・魔境については下記記事でさらに詳しく解説しています。
【2chで話題】瞑想は実は危険?「魔境・禅病」という概念について解説
マインドフルネスのデメリット④:自己肯定感を下げてしまう
マインドフルネスのデメリットとして自己肯定感が下がってしまう可能性が挙げられます。
マインドフルネスを継続することは難しいからです。
マインドフルネスを毎日やろう!と決めて、いざ毎日行うことができないと、「自分で決めたこともできないなんて…」と自己肯定感が下がってしまいます。
また、マインドフルネスを毎回30分やろう!と決めて30分間集中できないと「30分すら集中できないなんて…」と酷く落ち込んでしまうことも。
もちろん継続して続ける方が効果は実感しやすいですが、あまり義務感を感じすぎずにマインドフルネスを行うようにしてください。
30分できなければ15分や5分と時間を短くして良いですし、毎日が難しければ週3回や週1回と頻度を落としても構いません。
あまりに義務感が抜けない場合、気が向いた時だけ行うのでもOKです。
マインドフルネスのデメリット⑤:リラックスできない
マインドフルネスのデメリット5つ目は、リラックスできない可能性があることです。
心身ともにリラックスしたい!とマインドフルネスを始める方も少なくないかと思いますが、かえってリラックスできない可能性があるのです。
マインドフルネスを行うたびに「絶対成功させよう!」と力がこもりすぎてしまっているからです。
そうするとマインドフルネス終了後はリラックスするどころか、どっと疲れが襲ってきます。
ですので、「絶対成功させよう!」と思うのではなく、「今日もマインドフルネスの練習。」「気が向いたからやってみるか」と気を楽にしてマインドフルネスを行うことをオススメします。
また、呼吸の心地よさを意識してマインドフルネスを行うと、リラックスしやすくなります。
「どんなスピードの呼吸が一番心地良いか?」
「どれくらいの深さの呼吸が一番心地良いか?」
「一番心地良いのはどういつリズムの呼吸だろう?」
と自信に問いかけながらマインドフルネスを行ってみてください。
マインドフルネスのデメリットについてまとめ
- マインドフルネスへの依存
- 不安の増大
- 禅病になる・魔境に入る
- 自己肯定感を下げてしまう
- リラックスできない
マインドフルネスのデメリットについてまとめると、上記のようになりました。
マインドフルネスを行うと、精神的にも身体的にもかなりプラスの効果が出やすいです。
デメリットがあり不安という方も、本記事で紹介したアドバイスを元にまずは1度行ってみてはいかがでしょうか。
マインドフルネスを楽しく続けられたら、清々しい毎日を送れそうですよね。
本記事が、マインドフルネスに不安を持った方たちの参考になれば幸いです。