「CBDを使ってみたいけど副作用が不安…」
「CBDにはどんな副作用があるのかな?」
この記事を読まれているあなたはこんなな風に思われているかもしれません。
ネットでCBDの効果について調べると、良い効果が多く書かれています。
ですので、
「CBDは本当に良い効果ばかりなの?副作用があったりしない?」
なんて思われている方も多いかと思います。
というわけで今回は、CBDの副作用についてお伝えしていこうと思います。
目次
CBDに副作用はあるのか?
まず結論から言うと、CBDには、多幸感や興奮状態をもたらすなどの副作用は全くありません。
ただ、CBD摂取による副作用だと疑われている症状はいくつかあります。
どんな副作用が疑われているのか紹介していきます。
CBD摂取で疑われる副作用一覧
様々な研究結果から、CBDには以下のような副作用があると発表されています。
- 薬剤の効能を変えてしまう恐れ
- 口の乾燥
- 低血圧やそれによるふらつき
- パーキンソン病の悪化
- 疲労感
- 下痢
- 食欲/体重の変化
それぞれ詳細を紹介していきます。
CBDの副作用①:薬剤の効能を変えてしまう恐れ
- CBDは肝臓で酵素に影響し、抗凝血剤や抗けいれん剤、抗うつ剤などを含む多数の薬剤の効能を変えてしまう恐れがある。(2019年のMark Heyの発言)
- その結果、副作用が悪化するか、最悪の場合には、意図せずに別の薬を過剰摂取してしまうリスクもある。(2019年のMark Heyの発言)
2019年のCBD専門家Mark Heyのによると、
CBDは肝臓で酵素に影響し、抗凝血剤や抗けいれん剤、抗うつ剤などを含む多数の薬剤の効能を変えてしまう恐れがある。その結果、副作用が悪化するか、最悪の場合には、意図せずに別の薬を過剰摂取してしまうリスクもある
と発言されています。
すでに服用している薬がある方は、CBDを利用する前には必ずかかりつけ医に相談し、その薬への影響を確認しましょう。
また、CBDには抗うつ剤と同じような効果を発揮する一方で、抗うつ剤よりも副作用が少ないことが発表されています。
とはいえ、抗うつ剤の代替品にはなりません。
医者への申告なしに抗うつ薬の服用を止めないでください。
深刻な副作用を引き起こす可能性があります。
薬の服用をやめたい場合は、かかりつけ医に相談して、用量を徐々に減らす計画を立ててください。
参考:https://www.vice.com/jp/article/zmk55a/everything-we-know-about-the-health-risks-of-vaping-cbd
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29869197
CBDの副作用②:口内の乾燥
CBDの副作用は軽度で、口渇という副作用が認められた(1986年のPaul Consroeらの研究)
CBDの副作用として口内が渇くことがあります。
1986年のPaul Consroeらの研究によると、
ジストニー運動障害を患う5人の患者におけるCBDの効果を調べたところ、CBDの副作用は軽度で、口渇という副作用が認められた
と発表されています。
口内の乾燥はCBDが唾液の分泌を抑制することに原因があります。
ですが、乾燥といっても僅かなもので、慢性的にドライマウスになるほどではありません。
CBDの摂取で口内の乾燥を感じる場合、CBD摂取前や摂取後に水を飲むようにしましょう。
そうすれば、口内の乾燥を防ぐことができます。
参考:https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3109/00207458608985678
CBDの副作用③:低血圧やそれによるふらつき
- CBDの副作用は軽度で、低血圧やふらつきという副作用が認められた(1986年のPaul Consroeらの研究)
- 9名に対してCBDオイルの投与をしたところ、安静時収縮期血圧が低下した(2017年のKhalid A. Jadoonらの研究)
1986年のPaul Consroeらの研究によると、
ジストニー運動障害を患う5人の患者におけるCBDの効果を調べたところ、CBDの副作用は軽度で、低血圧やふらつきという副作用が認められた
と発表されています。
CBDは高血圧の治療のために使われることがあり、血圧を下げることで知られています。
実際に、2017年のKhalid A. Jadoonらの研究では
9名に対してCBDオイルの投与をしたところ、安静時収縮期血圧が低下した
といった結果が明らかにされています。
このように、CBD高血圧を下げることに対しては有効ですが、しばしば低血圧を引き起こすこともあります。
低血圧によるふらつきを感じたら、摂取量を下げたり摂取頻度を落としたりしてください。
参考:https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3109/00207458608985678
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5470879/
CBDの副作用④:パーキンソン病の悪化
CBDのはジストニー患者には役立ったが、パーキンソン病を併発している2名の患者において、CBDは1日300mg以上の用量で運動機能の減退と安静時の震えを増悪させた(1986年のPaul Consroeらの研究)
1986年のPaul Consroeらの研究によると、
ジストニー運動障害を患う5人の患者におけるCBDの効果を調べたところ、CBDはジストニー患者には役立ったが、パーキンソン病を併発している2名の患者において、CBDは1日300mg以上の用量で運動機能の減退と安静時の震えを増悪させた
と発表されています。
これに反して近年の研究では、CBDはパーキンソン病にも有効だとされる研究結果も出ています。
ただ、パーキンソン病の患者の方は使用を控えるほうが良いでしょう。
もしくはかかりつけ医によく相談してから使用するようにしてください。
参考:https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3109/00207458608985678
CBDの副作用⑤:疲労感
- CBDには疲労感といった副作用が認められた。(2017年のIffland Kらの研究)
- CBDにおける副作用は、てんかんや精神病性障害の治療に使用される他の薬剤における副作用よりも少ない。(2017年のIffland Kらの研究)
2017年のIffland Kらの研究によると、
てんかんや精神病性障害の治療のためCBDを投与したところ、疲労感といった副作用が報告された
と発表されています。
これはCBDの副作用④で紹介した低血圧が原因で引き起こされる症状だと考えられます。
ただ、同研究から
てんかんや精神病性障害の治療に使用される他の薬剤よりも副作用は少ない
とも発表されているため、日常生活に悪影響を及ぼすほどのものではないでしょう。
万が一疲労感がぬぐえない場合は、CBDの摂取頻度や量を減らすようにしてください。
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28861514
CBDの副作用⑥:下痢
- CBDには下痢といった副作用が認められた。
- CBDにおける副作用は、てんかんや精神病性障害の治療に使用される他の薬剤における副作用よりも少ない。(2017年のIffland Kらの研究)
2017年のIffland Kらの研究によると、
てんかんや精神病性障害の治療のためCBDを投与したところ、下痢といった副作用が報告された
と発表されています。
CBDによる下痢は、CBDの多量摂取が原因のうちの1つだと言われています。
CBDを過剰に使用すると消化器系のバランスを乱す可能性があります。
下痢になった場合はCBDの摂取量や摂取頻度を抑えるようにしてください。
ただ、同研究から
てんかんや精神病性障害の治療に使用される他の薬剤よりも副作用は少ない
とも発表されているため、生活に支障が出るほどの影響は持たないと考えられます。
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28861514
CBDの副作用⑦:食欲/体重の変化
- CBDには食欲/体重の変化といった副作用が認められた。
- CBDにおける副作用は、てんかんや精神病性障害の治療に使用される他の薬剤における副作用よりも少ない。(2017年のIffland Kらの研究)
2017年のIffland Kらの研究によると、
てんかんや精神病性障害の治療のためCBDを投与したところ、食欲/体重の変化といった副作用が報告された
と発表されています。
CBDには直接食欲に及ぼす要因はないとされています。
しかし、CBDのリラックス効果によって緊張状態が解け食欲が増す、など間接的な影響を持つのではないかと考えられています。
ただ、同研究から、
てんかんや精神病性障害の治療に使用される他の薬剤よりも副作用は少ない
とも発表されているため、健康被害を及ぼすほどのものではないことがわかります。
食欲が増し、健康体重を大きく上回るようなことがあれば、CBDの摂取は少しずつ控えるようにしてみましょう。
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28861514
CBDの副作用についてまとめ
- 薬剤の効能を変えてしまう恐れがある
- 口の乾燥
- 低血圧やそれによるふらつき
- パーキンソン病の悪化
- 疲労感
- 下痢
- 食欲/体重の変化
CBDの副作用についてまとめると上記のようになりました。
CBDには、THCのように依存性があったり気分がハイになったりするなどの副作用は全くありません。
紹介した通り、自ら防ぐことができる副作用が多いです。
服用している薬がある方はかかりつけ医としっかり相談してから摂取すること、少しでも副作用を感じたら摂取量や頻度を減らすこと、この2つを守ってCBDを摂取するようにしてください。
そして、CBDによる恩恵を受け取ってより良い毎日を過ごしてみてくださいね。
この記事が、CBDの副作用を知りたい方の参考になっていれば幸いです。