「最近仕事が忙しいんだよね…」「スマホで動画を見ちゃう」
早く寝なきゃとはわかっていても、ついつい夜更かししてしまうという人多いですよね。
でも寝不足はNGです。
仕事や日々の疲れに影響してきます。そして実はメンタル面にもデメリットが!
今回はそんな寝不足によるメンタルへの影響について紹介していきます。
寝不足の人のこころの状態って?
早速ですがどんな悪影響があるのか見てみましょう。
睡眠時間が足りてないことによるデメリットがこちらです↓↓
・気分が落ち込みやすくなる
・不安になりやすくなる
・ささいなことでイライラ
・ポジティブな感情が減少する など
「朝起きたらなんだか憂鬱だった。」
「ちょっとしたことでイライラしてた時期があった。」
もしかしたら、その時あなたは睡眠が足りてなかったのかもしれませんよ。
脳がストレスをうまく処理できなくなる
なぜこのようなデメリットが起きるのかというと、脳がストレスを上手く処理できなくなってしまうからです。
脳にはストレスに反応する扁桃体という部位があるのですが、睡眠不足だと過剰に反応してしまうことが研究でわかっています。扁桃体の活動が亢進してしまうがために、不安やイライラといった感情がより強くなってしまうのです。
またネガティブな感情が増えるだけでなく、ポジティブな感情(楽しいなど)も減ってしまうという報告もあります。
眠りが幸福度を左右するという研究も最近多いですが、あながち間違いではないようですね。
睡眠が”不足する”だけが問題じゃないことも…
メンタルヘルスに影響するのは”睡眠時間”だけではありません。
いつ寝るのか?
寝る時間や起きる時間はいつも一緒か?
実はタイミングも大きく影響することがわかっています。
夜型よりは朝方、不規則よりは一定のほうがメンタル面でのメリットは大きいです。
こころに良い睡眠習慣とは
では最後に本日の内容をふまえて、気分良く過ごすための睡眠習慣を紹介します。
1.睡眠時間は7~8時間
2.12時前には布団に入る
3.就寝時間や起床時間は一定(休日でも変わらず)
この睡眠習慣を実現するコツは、まず起きる時間を一定にすることです。
『決めた時間に起きることを繰り返す→睡眠時間を確保するために夜の過ごし方が変わってくる→7~8時間睡眠を安定して確保できるようになる』といういい循環が生まれると思います。
睡眠習慣が変われば、きっとあなたの毎日も良い方向に変わるはずです!ぜひ本記事を参考に睡眠を見直してみてください。
〇参考にした書籍・論文
1)睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー著
2)Yuki Motomura et al.Sleep Debt Elicits Negative Emotional Reaction through Diminished Amygdala-Anterior Cingulate Functional Connectivity.2013.2
3)Nancy L Sin et al.Sleep duration and affective reactivity to stressors and positive events in daily life.2020.12