こんにちは、DO-GEN編集部の高野(たかの)です。
「枕が黄色く黄ばむのはなぜ?」
「どうやったら枕の黄ばみを落とせるんだろう…。」
「枕の黄ばみの予防法・対策を知りたい!」
この記事を読まれているあなたはこんな風にお考えかもしれません。
「枕カバーに入れて使っていたのに、使っているうちに結構黄ばんできた!」なんて方はよくいらっしゃいます。
そこで本記事では、枕の黄ばみの原因と黄ばみを落とす方法、黄ばみを対策する方法についてお伝えしていきます。
枕の黄ばみが気になっている方は、ぜひじっくりと読み進めてください。
目次
枕ってどのくらいの頻度で洗っていますか?黄ばみを防ぐには?
枕ってどの頻度で洗えばいいのかわからないですよね。
そんな時はホテルのクリーニング基準を参照すると良いかもしれません。
厚生労働省では、月に一回の日光消毒と6ヶ月に一回の汚れを落とすための丸洗いが推奨されています。
つまり、半年おきにクリーニングを行うと枕を清潔な状態に保てるということです。
枕の黄ばみが発生する原因3つ
枕の黄ばみの原因は下記3つになります。
- 汗
- 皮脂
- よだれ
それぞれ詳しく説明していきましょう。
枕の黄ばみが発生する原因①:汗
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われています。
1週間でコップ7杯分、1か月でコップ30杯分です。
洗わずに放っておいたら汚れが溜まって黄ばんでしまうのも納得ですよね。
枕の黄ばみが発生する原因②:皮脂
黄ばみは、皮脂が酸化することで発生します。
睡眠中に大量に汗をかいているのと同様に、眠っている間は顔や頭皮にかなり多くの皮脂が分泌されます。
頭皮や首は枕に触れますよね。
つまり、枕にはたくさんの皮脂が付き、それが酸化することで黄ばみとなっているということです。
枕の黄ばみが発生する原因③:よだれ
枕は、よだれによって黄ばんでいることもあります。
鼻呼吸の方はよだれが垂れることはありませんが、普段から口呼吸になってしまっている方の場合、寝ている間によだれが垂れていることが多いです。
そのよだれ汚れの蓄積によって黄ばみがついてしまいます。
さて、ここまでは枕の黄ばみが発生する原因についてお伝えしてきました。
ここからは、枕の黄ばみの洗い方について紹介していきます。
枕本体の黄ばみの洗い方
- ポリエステルわた
- パイプ
- そばがら
- ウレタン
- ダウン
- フェザー
- ビーズ
枕には、洗える素材のものと洗えない素材のものがあります。
上記は、素材ごとに洗える素材かどうかを分けたリストになります。
あくまで基本的に洗えるかどうかを示しているだけで、メーカーや商品ごとによって洗濯の可否は変わってきます。
ご自身で、使っている枕のタグを確認してください。
それでは以下で、洗える枕と洗えない枕のそれぞれにおける黄ばみの落とし方を詳しく紹介していきます。
洗える枕の黄ばみを落とす方法2つ
枕の洗い方には、手洗いと洗濯機洗いの2つがあります。
それぞれの洗い方を見ていきましょう。
洗える枕の洗い方①:手洗い
- 大きめのバケツか浴槽に30~40℃のぬるま湯を溜めます
- 中性洗剤を数滴溶かし入れます
- バケツや浴槽の中の水分を枕全体に浸透させるよう揉みこみます
- 浸透したら、黄ばみ部分をつまみ洗いします
- 十分に汚れが落ちたら、水で洗い流して枕についた洗剤を落としきります
- バスタオルなど大きめなタオルで枕をくるみ、水分を抜きます
- 枕干しネット等を使って枕を天日干しします
- 影干しが推奨されているものは、風通しの良い場所で陰干しします
以上になります。
最初は枕になかなか水が浸透しないかもしれませんが、全体を揉みこんで徐々に浸透させていきましょう。
洗える枕の洗い方②:洗濯機洗い
- 枕を洗濯ネット内に入れます
- 洗濯機に中性洗剤を入れます
- 枕についたタグに従って、指定のコースで洗濯機を回します(脱水まで行います)
- 洗濯が終わったら、枕の中の素材がまばらにならないよう、軽くたたいて均します
- 枕干しネット等を使って枕を天日干しします
- 影干しが推奨されているものは、風通しの良い場所で陰干しします
枕を洗濯する際は、必ず洗濯ネットの中に枕を入れるようにしてください。
ネットなしで洗濯をすると、中材が飛び出してきてしまう可能性があります。
また、洗っている最中に洗濯機から大きな音や異常音が聞こえてきたら洗濯を中止してください。
枕の損傷や洗濯機の故障に繋がる可能性があります。
枕を洗濯機で洗う方法については以上になります。
続いては、洗えない枕の黄ばみはどうやって落とせばいいのかをお伝えしていきます。
洗えない枕の黄ばみのを落とす方法
- 日光消毒をする
- 布団クリーナーを使う
洗えない枕の黄ばみは上記の方法で落とすことができます。
まず、天日干しには殺菌効果がありますから、洗うことができない枕は日光の下で干すのが良いでしょう。
エフシージー総合研究所の研究によると、天日干し前は8,100万個検出された菌を、60分の天日干しによって検出不可レベルまで減らすことができたという結果が報告されています。
陰干し推奨の枕は風通しの良いところで干してください。
天日干しよりは殺菌効果は薄まってしまいますが、干さないよりは菌の数を減らすことができますよ。
また、レイコップなどの布団クリーナーを活用することもオススメします。
布団クリーナーには除菌機能がついているものが多く、枕を清潔に保つことができるようになります。
日光消毒も布団クリーナーも、それぞれ週1度程度の頻度で行うと良いですよ。
ここまでは枕の黄ばみの取り方について紹介してきましたが、枕本体だけでなくカバーの黄ばみの落とし方も知っておく必要があります。
枕カバーは、枕の本体とは違ってお肌と直接触れるものなので、入念なお手入れが必要になるからです。
ということで次は、枕カバーについた黄ばみを落とす方法について説明していきます。
枕カバーの黄ばみを落とす方法
枕カバーの黄ばみは、酸素系漂白剤で洗濯することでキレイに落とすことができます。
枕本体については中性洗剤で洗濯することを勧めましたが、枕カバーは酸素系漂白剤で洗濯する方が良いでしょう。
枕の中材は酸素系漂白剤の成分に弱いことがありますが、枕カバーは衣類と同じ扱いができるからです。
さらに、カバーの繊維を傷めずに汚れや黄ばみを落とすことができるため安心です。
ここまでは黄ばんだ部分のお手入れ方法について説明してきました。
しかし、お手入れ方法を知るよりももっと大切なのは、そもそも黄ばみを発生させないことです。
ということで最後に、枕の黄ばみを予防する方法を紹介します。
枕の黄ばみを予防!黄ばみ対策法
- 黄ばむ前に洗う
- こまめに干す
厚手の枕カバーを使用し、カバーを定期的に洗濯する
枕の黄ばみを予防する方法は上記の通りです。
まず、当たり前ですが枕の黄ばみがつく前に枕を洗えば黄ばみがつくことはありません。
黄ばんだ後に洗うよりも黄ばむ前に洗った方が労力としては少なくなります。
面倒な黄ばみ落としを避けるためにも、定期的に枕を洗うようにしましょう。
また、枕を洗うだけでなく干すことも黄ばみ対策として有効です。
天日干しや陰干しなどで、枕を乾燥させましょう。
さらに、厚手の枕カバーを使えば枕本体の洗濯頻度を落とすことができます。
枕本体に皮脂や汗、よだれなどの汚れが浸透しづらくなるからです。
とはいえ枕カバーが黄ばんでしまっては本末転倒なので、枕カバーの洗濯は欠かさずに行ってくださいね。
枕の黄ばみを落とす方法についてまとめ
- まくらの黄ばみを汗、皮脂、よだれが原因
- 洗える枕は洗濯や手洗いで洗う
- 洗えない枕は天日干し、布団クリーナーでお手入れする
- 枕カバーは酸素系漂白剤で洗濯すると良い
- 定期的な洗濯と乾燥、厚手の枕カバーの使用で枕の黄ばみは防ぎやすくなる
枕の黄ばみを落とす方法についてまとめると、上記のようになりました。
枕の黄ばみを取るだけで眠る際の不快感はかなり軽減されるかと思います。
ぜひ実践し、睡眠の質を上げてみてください。この記事が、枕の黄ばみを落とす方法について知りたい方の参考になれば幸いです。
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