こんにちは、休養メディア「DO-GEN」編集部の宮脇(みやわき)です。
最近、若者の間で急速に広がっているストレートネックをご存じですか?別名スマホ首とも言い、肩こりや首痛に悩んでいる若者が急増しています。そこで今回は、ストレートネック対策のためのおすすめの枕(まくら)についてご紹介します!
リモートワークが広がり、スマホやパソコン仕事をする時間が増えているあなた。最近の首痛や肩こりの悪化は、ストレートネックが原因かもしれません。コリくらいと放っておくと、首のしびれやヘルニア、背骨の変形など取り返しのつかない場合もあります。
しかし安心してください。今使っている枕を見直すだけで、簡単に対策・予防ができてしまうんです!
このような不安を抱えている方のために今回は、ストレートネックの症状が改善する枕についてご説明します。おすすめの枕はもちろん、今日からできる対策も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ストレートネックを解消する枕(まくら)とは?
ストレートネックを解消する枕とは、日中の不自然な前かがみの態勢を、正しい姿勢に戻すことができる枕です。
枕選びのコツを理解するためには、ストレートネックの症状や原因について、知る必要があります。具体的な症状と原因を知れば、枕だけに頼らず、日中も意識して対策を行うことができますよ。
そもそもストレートネックとは?

ストレートネックとは、頚椎が正常に湾曲しておらず、まっすぐに近い形で頭を支えている状態を言います。つまり、普通ならゆるやかにカーブしている首が、まっすぐになっているということです。
これが原因となり、肩こりや首痛が生じます。治療をしなければ、頚椎が圧迫されることで、頭痛や吐き気、ヘルニアへと悪化してしまいます。ただの肩こりと甘く見ないで、初期段階で対策をすることが重要です。
ストレートネックの原因は3つ
- スマホの画面を見すぎる
- ゲームを長時間行う
- パソコン仕事を長時間行う
ストレートネックの原因は主に3つあります。そして、不自然な前傾姿勢をしてしまう点がすべてに共通しています。
ストレートネックの患者は、スマホ世代と呼ばれる10~20代の間で急増しています。1日中スマホを見てしまうのが、大きな原因ですね。
社会人も例外ではありません。なぜなら、社会人は1日の大半、パソコンやスマホを使う必要があるからです。出勤時にスマホを見て、パソコンで仕事をして、帰宅時にもスマホを見る。こんな生活をしている人は、特に注意すべきです。
現代人は常に、ストレートネックになりやすい姿勢を保ってしまっています。なので、寝ている間に正しい姿勢へと矯正してくれる枕が必要なのです。
ストレートネック対策枕(まくら)を選ぶ2つのポイント
ストレートネック対策として、枕を買うときのポイントを紹介します。
まず、良い枕とは「良い睡眠姿勢を保ってくれる」「寝返りの負担を軽減してくれる」という2つの条件を満たす枕です。
この条件をクリアするために、枕の「高さ」と「硬さ」に注目して、選ぶことが重要なんです。
枕(まくら)選びのポイント1:自分の首に合う高さ
- 顔の角度:水平方向にマイナス5°
- 肩口から頭:水平方向に10~15°
首の正しいカーブを保つために、顔・肩・頭の角度にこだわって選びましょう。
首が正常に湾曲することで、血行が促進されるので、肩こり・首痛の解消効果が期待できます。また、首の安定感が強まることで、リラックスできるため、体を副交感神経優位の睡眠モードへと導くことができます。
自分1人ではわからないので、友人もしくは店員さんにチェックしてもらいながら、自分に合った高さの枕を選ぶと良いですね。
枕(まくら)選びのポイント2:適度な反発力
フィット感 | デメリット | |
極小ビーズ | 高い | 熱がこもりやすい 高さ調節がしにくい |
羽毛 | やや高い | 通気性がよい 高い復元力で型崩れしにくい |
低反発ウレタン | 非常に高い | 熱がこもりやすい |
そば殻 | 普通 | 高い流動性で形が不安定 アレルギーに注意 |
ラテックス | 普通 | 反発力が高いので、 人によって好みがわかれる |
安定した睡眠姿勢を保つためには、頭をしっかりと支えてくれる枕を選ぶことが重要です。
主な素材と、その特徴をまとめました。柔らかすぎると頭を支えきれず、寝返りの負担が首にかかってしまいます。反対に、硬すぎると頭が浮いた状態になってしまい、肩や首へ負担が大きい睡眠姿勢になってしまいます。
では、どんな素材を選べばよいのでしょうか?
結論、体質に合っていて「あなた好みの使用感がある素材」を選べば間違いありません。それぞれの素材の良さ・悪さを踏まえたうえで、自分に合った硬さの枕を選びましょう。
そのためにも、通販・ネット購入などではなく、実際に店舗に足を運んで、フィッティングすることをおすすめします。
おすすめのストレートネック枕(まくら)3選
個人的におすすめのストレートネック対策に使える枕を3つ紹介します。
「近くの店舗でフィッティングできる」「値段がリーズナブルで買いやすい」という2つの条件を満たした枕を選んでいます。実際に私が使ってみてよかったものをピックアップしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
枕(まくら)その1: 西川のストレートネック枕

有名寝具メーカーの西川で販売されている枕です。高めと低めの2タイプがあり、中材の調整もできるので、誰でも理想の高さに調整できるのが、最大のメリットです。
西川 | |
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商品詳細 | 首楽寝 |
価格 | ¥5,500 |
素材 | そば殻 |
公式HP | 西川公式サイト |
Amazonリンク | Amazonで購入 |
楽天市場 | 楽天市場で購入 |
個人的には、高さ調整が1番しやすい枕だと思っています。一般の枕では、使用するにつれ、素材がへたれ、理想よりも低い高さになってしまします。しかし、この枕では、ウレタンシートを利用することで、へたれてきても理想の高さを保つことができます。また、肩口がエッジ形とアーチ形の2タイプを選べるのもおすすめポイント。
ただし、そば殻が体質に合わない場合や、使用感が好みではないな方もいるので、実際にフィッティングをしてから、購入を検討してください。
枕(まくら)その2: ニトリのストレートネック枕

ニトリの10か所の高さが調節できる枕です。店舗数が多く、誰でもフィッティングができ、価格も手ごろなので、おすすめさせていただきます。
ニトリ | |
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商品詳細 | SELF-FIT PILLOW |
価格 | ¥4,990 |
素材 | ラテックス or パイプ |
公式HP | ニトリ公式 |
楽天市場 | 楽天市場で購入 |
手軽で安価だけではなく、機能性も優れています。枕が3層構造になっているので、通気性がよく、高さを自分好みに調整することができます。素材はラテックスとパイプの2種類があるので、好みのほうを選びましょう。また丸洗い可能なので、夏場でも手入れが簡単です。
枕(まくら)その3:六角脳枕(ストレートネック対策枕)

最後に個人的に1番おすすめの枕を紹介します。価格は高いですが、素材の使用感が心地よく、肩・首へのフィット感も高いです。私自身、効果を実感した枕です。
一番星 | |
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商品詳細 | 六角脳枕 |
価格 | ¥18,900 |
素材 | 低反発マイクロウェーブ |
公式HP | 公式サイト |
Amazonリンク | Amazonで購入 |
楽天市場 | 楽天市場で購入 |
最大の特徴はWの凸凹構造です。仰向け時はもちろん、横向きで寝たときも、理想の高さがキープできるのは六角脳枕だけ!どんな睡眠姿勢でも肩・首が安定するので、寝返りを打っても首への負担がありません。
また睡眠時の体温をコントロールできるのも、六角脳枕だけ!睡眠に最適な「頭寒足熱」の状態をキープできます。その理由は、Wのへこんだ部分に、保冷ジェルが内材として使われているからです。血液の流れがよくなり、寝つきやすくなる効果があります。
六角脳枕は通販でしか、購入できませんが、公式サイトで購入すれば、100%返金保証されます。効果が高いので、ぜひ使っていただきたい枕です。
ストレートネックを予防する枕(まくら)の活用法
ストレートネックを予防するための枕活用法を紹介します。
「ストレートネックは心配だけど、枕を買うのはもったいない気がする」
「お金を使わなくても対策できないのかな?」
特に症状が軽い方は、このようなことを感じませんか?そんな方は必見です。枕を購入しなくても、今ある枕をうまく使えば、ある程度の予防効果が期待できますよ。
枕(まくら)活用法1:タオル枕でストレッチ

ご家庭になるバスタオル1枚で、ストレートネック対策ができます。
準備は簡単!バスタオルを4つ折りにして、丸めるだけです。両端をヘアゴムなどで止めるといいですね。
これを首の下に敷いて寝転がります。首が持ち上がり、頭が下がったような状態になると思います。この状態で1~2分、首すじをストレッチするだけで、ストレートネック対策の効果が期待できます。
血行が促進され、疲労回復の効果が期待できるので、特に会社員の方は、昼休みなどスキマ時間を使って実践することをおすすめします。
枕(まくら)活用法2:枕が高い人向けのテクニック
- 中材を抜く
- 肩の下にタオルを敷く
高い枕を使っている人向けのテクニックです。このテクニックを使うと、高い枕を低くして、ちょうどよい高さに調節することができます。
まずは、中材を抜く方法です。枕の素材によりますが、極小ビーズやそば殻などをお使いの場合、おすすめのテクニックです。中材の量を減らすだけで、理想の枕ができてしましますよ。
中材を抜くことができない場合は、肩の下にタオルを敷いて、相対的に枕を低くしましょう。このテクニックは、タオルさえあればできるので、気軽に試すことができます。
この対策で症状が改善し始めたら、肩こり・首痛の原因はストレートネックだとわかりますね。簡単な対策で効果を確かめてから、ストレートネック対策用の枕を買いに行っても悪くはないですね。
ストレートネック対策の枕(まくら)のまとめ
- 「高さ」と「硬さ」にこだわる
- 買う前に必ずフィッティングする
- 今日から予防策を実践する
ストレートネックの対策は早ければ早いほど、効果が高くなります。まずは、今日からできる対策を実践することが重要です。
個人的には、枕選びで1番重要なことはフィッティングだと考えています。睡眠時間は1日の30%です。この時間を利用して、ストレートネックを矯正し、肩こりや首痛とはおさらばしましょう!