「パイプ枕って洗濯機で洗えるの?別の洗い方がある?」
「パイプ枕を使うと肩こりが悪化するって本当?」
「購入前に、パイプ枕のデメリットを知りたい。」
この記事を読まれているあなたは上記のように、パイプ枕について様々なお悩みをお持ちかもしれません。
本記事では、パイプ枕のメリットやデメリット、洗濯方法まで徹底的に解説します。
おすすめの枕も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
パイプ枕のメリット4つ|寝返り、洗濯、通気性、寿命
- 寝返りがうちやすい
- 丸洗いができる
- 通気性が良く
- 寿命が長い
パイプ枕のメリットは上記3つになります。
それぞれ見ていきましょう。
パイプ枕のメリット①:寝返りがうちやすい
パイプ枕はウレタンやビーズ、ポリエステル綿などのまくらに比べると、頭が沈み込み過ぎない傾向があるので寝返りがうちやすいのが特徴です。
寝返りがうてないと疲労が溜まりやすいので、近年では枕もマットレスと同様に高反発なものを好む方が増えています。
そういう方にはパイプの枕は選択肢としてはかなり良いと思われます。
パイプ枕のメリット②:洗濯機で丸洗いができる
パイプ枕は洗濯機で丸洗いできるものが多いです。
素材柄、水に濡れてもへたったり壊れたりすることがないからです。
反対に、ウレタンやダウン、そばがら素材は洗濯できないことが多いです。
枕は毎日頭を乗せて眠るものなので、洗濯して清潔に使い続けられるというのは嬉しいポイントですよね。
パイプ枕のメリット③:通気性が良い
パイプ枕のメリットとして大きいのは、通気性が良い点です。
穴が開いたストロー状になっており、空気の通り穴があるからです。
湿気の多い梅雨や気温の高い夏に、頭が蒸れて不快な思いをしたことがある方は多いかもしれません。
パイプ枕ではそのような不快感とは無縁で睡眠をとることができますよ。
パイプ枕のメリット④:寿命が長い
パイプ枕は寿命が長いため、長く使用し続けることができます。
ダウンやフェザー、綿、そばがらと比べてへたりづらい素材だからです。
具体的な耐用年数は下記の通り。
- パイプ:3~5年
- ダウン・フェザー:1~3年
- 綿:1~3年
- そばがら:1~2年
枕の寿命が長いことは、気に入った形状やサイズの枕を使い続けたい方にとっては喜ばしいメリットではないでしょうか。
さて、ここまではパイプ枕のメリットについてお伝えしてきました。
ここからは、パイプ枕のデメリットを3つお伝えします。
購入後損をしないためにも、ぜひじっくりとお読みください。
パイプ枕のデメリット3つ|高さが合わないと肩こりに
- ザラザラとして硬いと感じる方も
- パイプ同士の擦れ合う音がする
- 高さが合っていないと肩こりに
パイプ枕のデメリットは主に上記3つです。
1つずつ詳しく紹介します。
パイプ枕のデメリット①:ザラザラとして硬いという人も
パイプ枕のデメリットとして、枕の硬さ・弾力性が挙げられます。
パイプは基本的にポリエステルやプラスチックでできているためです。
さらにビーズやウレタンに比べると、頭や首の重さに応じて形状を変えるというフィット感やホールド感はあまりありません。
そのためふわっとした寝心地を求める方でにはパイプ枕が苦手な方も一定数いらっしゃいます。
枕の硬さは好みにもよりますので、一度パイプ枕を試してみるのも良いと思います。
パイプ枕のデメリット②:パイプ同士の擦れ合う音がする
硬めのパイプを使った枕を使用すると、パイプ同士のサラサラと擦れ合う音が聞こえることがあります。
寝返り時や頭の位置を調整する時に、パイプがカバーの中で動くからです。
パイプの擦れあう音は、人によっては心地よかったり、あるいは気味悪く感じたりと様々です。
ネット上の評判だけで決めず、実店舗でパイプ枕の音感を試してみてください。
パイプ枕のデメリット③:高さがあっていないと肩こりに
パイプ枕はデメリット①で紹介したように枕が硬めで、頭や首にホールドされづらい状態になります。
ホールドされないで寝返りがうちやすいのは体をリラックスさせますが、もし枕の高さが合っていないと頭や首に沈み込まずにフィットしない状態になり、首が浮いたままになる場合があります。
そうなると頭の重さをうまく分散できず、眠っている間中ずっと頭の重さを首で支え続けることになってしまいます。
首の筋肉が緊張したままになると肩こりなどが引き起こされます。これがパイプ枕の最大のデメリットです。
ですので、特にパイプ枕はちゃんと高さを合わせることが大事になります。しっかりと合わせたパイプ枕あれば、ウレタンやビーズのように沈み込みすぎることはないので逆に一番肩こりになりづらい枕だといえるでしょう。
ということで、パイプ枕のメリットとデメリットは上記のようになりました。
続いてはパイプ枕の具体的な洗い方について解説していきます。
パイプ枕の洗い方|洗濯機も使えます
- パイプ枕から、枕カバーを外します。(※パイプを取り出すという意味ではありません。)
- パイプ枕を洗濯ネットの中に入れます。
- 洗濯コースの中から「弱水流」コースを選択します。ない場合は「手洗いコース」「ドライコース」で対応可能です。
- 洗濯が終わったら天日干しをします。
- 完全に乾いたら、完了です。
※メーカーによっては洗濯できないものや洗濯方法に指定があるものもございます。洗濯表記をよくご確認ください。
パイプ枕は上記のようにして洗うと良いでしょう。
基本的にパイプ枕は洗濯機で丸洗いすることができます。
冒頭でも紹介した通り、洗い方が簡単なのは大きな利点ですね。
万が一枕が破けて中身が飛び出してしまうと良くないので、洗濯ネットに入れることはお忘れのないよう気をつけてください。
また、天日干しの詳しい方法については、「枕(まくら)の干し方と時間を解説!針金ハンガーや100均グッズも」の記事を参考にしてください。
それでは最後に、パイプ枕についてよくある疑問・質問を解消します。
パイプ枕を購入するかお悩みの方は必見です。

パイプ枕購入時によくある質問一覧
番号 | 質問 |
1 | パイプ枕の補充用の中身は販売しているのか? |
2 | パイプ枕は高さ調整できる? |
3 | パイプ枕は乾燥機で乾燥できる? |
パイプ枕購入時よくある質問をまとめました。
下記で詳しく解説していきます。
パイプ枕の補充用の中身は販売しているのか?
パイプ枕の補充用の中身は、ネットや実店舗で購入することができます。
ハードパイプからソフトパイプまで販売されているものは幅広く様々。
西川のパイプ枕のように、購入時と全く同じ素材を詰め替え用として販売しているものも多くあります。
購入前に、専用の詰め替えパイプが販売されているか確認しておくと良いでしょう。
パイプ枕は高さ調整できる?ニトリなどのおすすめは?
パイプ枕は、中材の出し入れによって高さ調整のできるものが多いです。
例えばまくらのキタムラの「ジムナスト」シリーズやニトリの『高さが10箇所調整できる枕(パイプ)』』などは有名なパイプ枕でおすすめです。
特に「ジムナストソフトフィール」は6箇所にパーツがわかれていて、それぞれを2種類のパイプで自由に高さや硬さを調節することが可能になっています。日本製のしっかりとした作りでパイプ枕の中でもかなり人気です。
自分にしっかりと合う高さの枕にしたいという方にパイプ枕はオススメです。
パイプ枕は乾燥機で乾燥できる?
パイプ枕の中には、洗濯機で乾燥できるものとできないものがあります。
具体的には枕についているタグから下記のマークを参考にしてください。


左:高温乾燥機対応、:真ん中:低温乾燥機対応、右:乾燥機使用不可
洗濯マークでの表示がない場合は、基本的には天日干しをおすすめします。
殺菌作用もあり、より枕を清潔に保つことができますからね。
パイプ枕についてまとめ
- パイプ枕のメリットは、「丸洗い可能」、「通気性の良さ」、「寿命の長さ」の3つ
- パイプ枕のデメリットは「硬さ」、「音のうるささ」、「肩こりの誘発」の3つ
- パイプ枕は洗濯機に入れるだけで簡単に洗濯ができる
- パイプ枕の中身は基本的に販売されている
- パイプ枕は中材の出し入れで高さ調節可能なものが多い
- パイプ枕は乾燥機で乾燥できるものもある
パイプ枕についてまとめると上記のようになりました。
デメリットが気になる方は、一度店舗で試してみることをおすすめします。
気に入ったら購入すれば良いですし、合わなければ別素材の枕を検討すれば良いだけです。
デメリットの感じ方は人それぞれですので、あなた自身が実際に使用してみることが大切ですよ。
この記事が、パイプ枕について知りたい方の参考になれば幸いです。